ブシロード、24年6月期通期の連結業績予想を修正　収益性が低下した複数のモバイルゲームのクローズの影響で売上高・利益とも下ブレに

ブシロード<7803>は、5月14日、2024年6月期通期の連結業績予想の修正を発表、収益性が低下した複数のモバイルゲームのクローズを実施したことに伴う売上の減少や費用の負担が業績に大きく影響し、売上高・利益ともに従来予想を下回る見通しとなった。

売上高510億円→450億円（増減率11.8％減）
営業利益20億円→7億円（同65.0％減）
経常利益23億円→13億円（同43.5％減）
最終利益12億3400万円→6億円（同51.4％減）

足元のトレーディングカードゲーム（TCG）ユニットは、新作TCG・既存TCGともに順調な見込みとなっているものの、全般的なモバイルゲームの低調や『戦姫絶唱シンフォギア XD UNLIMITED』『ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル 2 MIRACLE LIVE!』『新日本プロレス STRONG SPIRITS』のサービス終了による売上の喪失、サービス終了やパブリッシャーの移管など、バイルゲーム事業の体制変更に伴う一時的な費用の増加、「Shadowverse EVOLVE」が昨年対比で軟調に推移し、売上計画との乖離が発生したことなどが収益を押し下げた。

また、コンソールゲームは開発投資に係る費用が引き続き発生するが、新商品の発売が伴い始めることで赤字幅は段階的に改善する見込みとしている。

なお、この修正予想の経常利益には第4四半期連結会計期間の為替差益（差損）および補助金収入は含んでいない。