サンリオ、24年3月期は売上高46%増、営業益150%増で10期ぶりに過去最高益を更新 アフターコロナで国内外の客数が大幅に増加

  • サンリオ<8136>は、5月14日、2024年3月期の連結決算を発表、『ハローキティ』50周年などの施策を展開したことや、新型コロナウイルス感染症の分類移行により国内客および外国人観光客が大幅に増加し、大幅な増収を達成した。

    また、増収効果に加え、構造改革による収益性向上により、営業利益は2014年3月期以来、10期ぶりに過去最高益を更新した。

    売上高203億1500万円(前年同期比46.9%増)
    営業利益59億6400万円(同150.2%増)
    経常利益63億7400万円(同153.7%増)
    最終利益49億1600万円(同525.9%増)

    サンリオピューロランドは、新型コロナウイルス感染症の分類移行後にキャラクターとの握手やハグなどの触れ合い、同施設最大の人気エンターテイメント「Miracle Gift Parade」を3年ぶりに再開したことで国内外の客数が大幅に増加した。また、同エンターテイメントの再開により有料席や関連商品が好調に推移し売上高を押し上げた。

    また、国内外のライセンス事業は、複数キャラクター戦略の好調継続により、既存ライセンシーの商品展開が増加するなど売上高の伸長に寄与した。特に複数キャラクター展開の大手アパレル、人気継続のカプセルトイやプライズ、インバウンド需要の高まりによりお土産品が好調に推移した。

    なお、サンリオファン会員向けアプリ「Sanrio+」の会員数は2024年3月末現在で約187万人となった。

  • ■今期は増収増益の見込み

  • なお、2025年3月期通期の業績予想については、下記のとおりで増収増益を見込んでいる。

    売上高1103億円(前期比10.3%増)
    営業利益300億円(同11.3%増)
    経常利益304億円(同7.6%増)
    最終利益208億円(同18.3%増)

株式会社サンリオ
https://www.sanrio.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サンリオ
設立
1960年8月
代表者
代表取締役社長 辻 朋邦
決算期
3月
直近業績
売上高726億2400万円、営業利益132億4700万円、経常利益137億2400万円、最終利益81億5800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
8136
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