インデックス、13年8月期は16億円の最終赤字に…債務超過で継続企業の前提に疑義

インデックス<4835>は、本日(4月15日)、2013年8月期の連結業績予想を下方修正し、売上高156億6800万円(前回予想156億9000万円)、営業利益10億6800万円(同13億9300万円)、経常損益6億0300万円の赤字(同8億5800万円の黒字)、当期純損益16億7700万円の赤字(同6億6500万円の黒字)とした。       同社では、売上高と営業利益については、デジタルゲーム事業と、コンテンツ&ソリューション事業については順調に推移したものの、その他事業と欧州連結子会社Index Multimediaが低調に推移したため、としている。 また、経常損益、当期純損益については、貸倒引当金繰入額11億3900万円などを計上することが響いた。内訳は、取引先3社に7億0500万円、取引先のCB3億5000万円、取引先2社に対する未収入金2億3400万円となっている。さらに繰延税金資産の取崩しを行うこととし、法人税等調整額に8億8100万円を計上するとのこと。     ■第2四半期は22億円の最終赤字 同時に発表した第2四半期決算は、売上高56億5600万円(前年同期比28.0%増)、営業損益9900万円の赤字(前年同期1億0800万円の黒字)、経常損益13億7200万円の赤字(同1億0500万円の黒字)、最終損益22億6300万円の赤字(前年同期4億8700万円の赤字)だった。  

    ■債務超過に 2013年8月期第2四半期連結会計期間末において、14億3500万円の債務超過となっている。このため、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在していることも明らかにした。 コンシューマーゲームやソーシャルゲーム、コンテンツ&ソリューションを中心に事業拡大を行いつつ、管理部門の経費削減、人員配置の見直し、オフショア拠点の活用などによりコスト削減を図ることなどで、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローの黒字化を達成し、債務超過の解消を目指す。   ■事業の状況 なお、事業の状況に関してゲームにフォーカスしておくと、コンシューマーゲーム分野に関しては、「デビルサマナー ソウルハッカーズ3DS」「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」「世界樹の迷宮Ⅳ」を中心に追加注文が予想を上回る水準で推移した。 新規タイトルとしては、「真・女神転生Ⅳ」が5月に発売されるのを皮切りに、「新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女」が6月に、「ドラゴンズクラウン」が7月に発売されるなど、合計4本の発売が予定されており、第3四半期の業績に寄与する見通し。 またソーシャルゲーム分野では、2012年9月にサービスインした「ペルソナ4 ザ・カードバトル」が好調に推移し、引き続き好調な「GANTZ」とともにけん引し、ソーシャルゲームの売上は確実に拡大しつつある、としている。3月に「To Heart ハートフル パーティ」、4月に「デビル サバイバー2 The Extra World」のサービスを開始したのを皮切りに、複数の新規タイトルを投入する。
株式会社インデックス

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株式会社インデックス
設立
1995年9月
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