アドウェイズ、2013年3月期は営業益68%減…アプリ事業の不振や海外での先行投資で

アドウェイズ<2489>は、2013年3月期の連結決算を発表し、売上高226億3900万円(前期比26.0%増)、営業利益4億1300万円(同68.7%減)、経常利益4億2900万円(同67.8%減)、当期純利益3億0400万円(同61.3%減)だった。     国内向けの広告事業が拡大したものの、アプリ・メディア事業の減収・赤字転落に加え、海外事業での先行投資が響いたようだ。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■広告事業は、売上高146億9800万円(同30.7%増)、セグメント利益17億6800万円(同8.9%増)だった。「Mobage」などスマートフォンを含めたモバイルの提携メディアが拡大したほか、スマートフォンアプリ向け広告サービス「AppDriver」が順調に伸長した。PC向け広告サービス「JANet」は金融関連企業を中心に取引も拡大。人件費などが増加したが、増収効果で吸収した。 ■アプリ・メディア事業は、売上高15億7100円(同22.8%減)、セグメント損益2400万円の赤字(前期6億3600万円の黒字)と減収・赤字となった。「魔女大戦クロニクル」や「ロックマン Xover」「7 セブン サウザンドウォーズ」、「対戦パズナロク」、「東京サバイバー」などを提供したが、競争の激化による売上減、開発人員の増強に伴う人件費などが増加したため。 ■海外事業は、売上高18億9100万円(同43.9%増)、セグメント損益2億1800万円の赤字(同3600万円の黒字)だった。中国版「AppDrier China」の取引が引き続き拡大、バズマーケティングサービス「WOMVISION」などが伸びたものの、アメリカ、台湾、タイなどに新たに進出したことにより、先行費用が発生した。   ■2014年3月期の見通し 2014年3月期の業績予想は非開示。同社では、スマートフォン市場とソーシャルメディア市場の著しい変化を見極め、取引先における影響範囲など、グループの業績に影響を及ぼす可能性のある外性的要因などを精査の上、開示が可能となった時点で開示する、としている。
株式会社アドウェイズ
http://www.adways.net/

会社情報

会社名
株式会社アドウェイズ
設立
2001年2月
代表者
代表取締役社長 山田 翔
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
2489
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