日本一ソフト、13年3月期は赤字転落…パッケージソフトの発売延期が響く

日本一ソフトウェア<3851>は、本日(5月10日)、2013年3月期の連結決算を発表し、売上高25億3000万円(前期比2.8%増)、営業損益1億8100万円の赤字(前期3億2000万円の黒字)、経常損益1億6800万円の赤字(同3億2600万円の黒字)だった。 主力のパッケージソフトが赤字となったことに加え、オンライン事業、ラインセス事業での減益が響いた模様だ。

 

 

 

(1)主力のパッケージソフト事業は、売上高19億2000万円(同2.8%増)、セグメント損失1億3600万円(同2億2100万円の黒字)だった。下方修正の理由にあげられていたように、予定していた新作の販売を延期したことが影響したようだ。今期は国内外で11タイトルを発売した。

(関連記事: 日本一ソフト、2013年3月期は営業赤字となる見通し…新作の販売延期で、役員報酬を減額

 

(2)オンライン事業は、売上高3億8900万円(同32.3%増)、営業利益1億6800万円(同26.0%減)だった。GREEとヤマダゲームで、ソーシャルゲーム『ディスガイア魔界コレクション』を配信したほか、Androidアプリ『無限魔界ディスガイア』の配信を行ったものの、減益となった。

 

(3)ライセンス事業は、売上高8000万円(同51.8%減)、営業利益6000万円(同60.0%減)だった。ドリコムが『ビックリマン』の売り上げが減少した旨の開示を行なっていたが、それに連動してライセンス収入が低下したものとみられる。

 

■2014年3月期の見通し

2014年3月期は、売上高26億7400万円(前期比5.6%増)、営業利益2億6500万円(前期1億8100万円の赤字)、経常損益2億5100万円(同1億6800万円の赤字)、当期純利益2億0100万円(同1億6800万円の赤字)を見込む。

 

株式会社日本一ソフトウェア
https://nippon1.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社日本一ソフトウェア
設立
1993年7月
代表者
代表取締役会長 北角 浩一/代表取締役社長 世古 哲久
決算期
3月
直近業績
売上高48億3300万円、営業利益7億4500万円、経常利益9億4100万円、最終利益6億7200万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3851
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