タカラトミー、14年3月期の純利益予想を18%減額…玩具・TCG好調もインデックス株式で損失

タカラトミー<7867>は、本日(8月8日)、2014年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高1560億円(前回予想1830億円)、営業利益50億円(変わらず)、経常利益44億円(同変わらず)、当期純利益18億円(同22億円)とした。 従来予想からの比較では、売上高が14.8%減、当期純利益が18.2%減となる。       同社では、TVゲーム関連商材の卸販売を展開する子会社であったトイズユニオンの株式をハピネットに譲渡したことに伴い、売上高を修正し他、としている。当期純利益については、トイズユニオンとインデックスの株式売却に係る有価証券売却損、インデックスの保有する投資有価証券の評価損を計上したことによる。   ■第1四半期決算 同時に発表した第1四半期決算は、売上高366億円(前年同期比5.4%増)、営業利益1億2800万円(前年同期12億3600万円の赤字)、経常利益1億1500万円(同14億4800万円の赤字)、四半期純損益10億1300万円の赤字(同15億6200万円の赤字)だった。       同社では、「トミカ」「プラレール」などの定番商品やトレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」などの販売が好調に推移するとともに、「ポケモントレッタ」などアミューズメント機器が引き続き人気を集めた、としている。さらに、海外では欧米地域における玩具販売が好調に推移したことも収益に寄与した。最終赤字となったが、これはインデックス株式などの投資有価証券売却損を計上したことや、法人税などの増加が主な要因。