日本コンピュウェアは、本日(8月26日)、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末のアプリケーションパフォーマンスを計測する無償サービス、「Mobile Application Monitoring ―Free Edition」を提供開始したことを発表。
本サービスを利用することにより、アプリケーション提供者(開発者・サービス運用元)は、エンドユーザのアクション毎のレスポンスタイムや、エラーの出現回数などを、そのアプリケーション使用環境などとともに、シンプルな画面上で確認できる。
アプリケーション開発会社や提供会社はもちろん、近年特にモバイル端末を導入し、アプリケーションを活用することが盛んな金融業界(銀行・保険)、eコマース、不動産、旅行業界などのモバイルアプリケーション開発チームにとっても、アプリケーションの不具合やレスポンスの遅さによる売上損失を招きにくい、高品質で満足度の高いアプリケーションの提供が可能になる。
なお、サービス提供においては、SaaS(Software as a Service)形式のため、環境を用意する手間を最小限に抑え、また、3ステップの少ない手順で導入でき、プログラムに数行を加筆するだけで実装可能だ。
■「Mobile Application Monitoring ―Free Edition」の概要は以下の通り
【導入方法】
(1)フリーアカウント作成ページにて必要事項を入力
(2)ウェルカムレターに記載されているポータルサイトにアクセスし、ログイン
(3)手順に従ってダウンロード・実装
【調査・閲覧可能な項目(一例)】
・ユニークユーザ数、セッション数
・アクセス元のデータ(OSの種類、国、通信規格、通信キャリア)
・アクション毎のレスポンスタイム
・クラッシュエラー回数、それらがいつどこで発生したかのデータ
【価格】
導入費・維持費ともに無料
【閲覧画面(例)】
なお、本サービスは、アプリケーションパフォーマンス管理(APM)ソリューション「dynaTrace」の主要技術である「PurePath Technology」を活用している。無償サービス「Mobile Application Monitoring ―Free Edition」よりもさらに細かいレポートや、カスタムダッシュボードの導入、アラート機能、サーバサイドまでの可視化、データの保存期間の延長などを希望する場合は、機能をさらに拡張した有料版「Mobile Application Monitoring ―Premium」にグレードアップすることで、dynaTraceの各機能を使用できる。
■関連サイト
・フリーアカウント作成ページ
・日本コンピュウェア株式会社