メディア工房、13年8月期は15%の最終増益 コンテンツのスマホシフト進む

メディア工房<3815>は10月10日、2013年8月期の通期連結決算を発表した。   売上高は24億円(前の期比7.4%減)、営業利益は6億8900万円(同8.5%増)、経常利益は6億8900万円(同8.4%増)、当期純利益は3億9800万円(同14.9%増)だった。占いなど主力のコンテンツ事業は、フィーチャーフォン(ガラケー)向け売り上げの落ち込みを、スマートフォン(スマホ)向けの立ち上がりで補い、増益となった。携帯電話販売事業の譲渡などにより、一部事業の売上高が減少した。


 


セグメント別の業績は以下の通り。
(1)コンテンツ事業:売上高は24億3200万円(前の期比1.9%増)、営業利益は11億2600万円(同10.8%増)。フィーチャーフォン向けコンテンツの売上高は13億9000万円(前の期から4億2400万円減)、スマホ向けコンテンツの売上高は5億9300万円(同5億円増)となり、市場縮小傾向が続くフィーチャーフォン向けコンテンツの売上高減少を、スマホ向けの増加が補った。「LINE占い」への占いコンテンツの提供、スマホ向けの占いアプリの提供などを背景に、コンテンツのスマホシフトが順調に進んだ。また、中国のSNS「開心網」、ポータルサイト「QQ.com」「SOHU.com」、検索サービス「百度」への占いコンテンツの配信なども実施し、2月には、日本より占い市場が大きいと言われる韓国に100%出資の完全子会社である株式会社MKBコリアを設立するなど、海外展開も進めた。


(2)美容関連事業:楽天市場等のインターネットサイトで化粧品を販売しているが、売上高は少額。売上高は0百万円(35.9%減)、営業損失は0百万円(前の期は100万円の営業損失)だった。


(3)その他:売上高は1300万円、営業損失は6200万円。連結子会社のMKコミュニケーションズを含む。MKコミュニケーションズは携帯電話販売事業を12年10月に他社へ譲渡し、電話占いサービスを始めた。MKコミュニケーションズの前の期は売上高2億6700万円、営業損失は2100万円だった。


予想が困難として、14年8月期の業績予想の開示は見送った。


関連サイト
適時開示情報

 
株式会社メディア工房
https://www.mkb.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディア工房
設立
1997年10月
代表者
代表取締役社長 長沢 一男
決算期
8月
上場区分
東証グロース
証券コード
3815
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