NTTドコモ、開発者向けAPI提供サイト「docomo Developer support」を開設…音声認識や雑談対話などを提供

NTTドコモは、18日、スマートフォン向けサービス開発者がドコモの保有するAPIをより便利に利用できるAPI提供サイト「docomo Developer support」を11月11日より開設すると発表した。

サイトでは、ドコモのスマートフォン向け音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」で利用されている「音声認識」「知識Q&A」のAPIに加え、新たに開発した「雑談対話」のAPIを初めて提供する。「雑談対話」のAPIを利用することで、自然でバリエーション豊かな雑談応答を楽しめる対話型のサービスやアプリケーションの開発が可能となる。さらにSDKなどの開発支援ツールのほか、技術的な問い合わせ窓口を設けるなど開発者を幅広く支援する仕組みを順次提供するとのこと。

ドコモは、サイトを通じて、保有するAPIを開放することで、サービス開発者とのさらなるパートナーシップを形成し、スマートフォン向けサービスやアプリケーションの充実に向けて開発支援を進めていく、としている。

 
API名称 概要
音声認識 電話機に向かって発声した音声を認識し、内容をテキスト化するAPI
文字認識 画像に書かれている単語とその位置を認識するAPI
雑談対話 会話文のテキストをもとに、自然でバリエーション豊かな雑談エージェントによる応答をテキストで返すことができるAPI
知識Q&A 質問文のテキストをもとに、質問の意図を解釈し、データベースやWebサイトを検索して用意された回答をテキストで返すことができるAPI
環境センサー ドコモ環境センサーネットワークにて観測した全国の環境情報(気温・降水量)の実況値を取得できるAPI