「コナミ日本シリーズ2013」後による同社野球アプリの変化とは…『プロ野球ドリームナイン SUPERSTARS』ほか

日本中が熱狂したプロ野球の日本一を決める「コナミ日本シリーズ2013」は、東北楽天ゴールデンイーグルスが、見事、初の日本一に輝いて幕を閉じた。

NPB(日本野球機構)のパートナーであるコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は、今回の日本シリーズにおいて、リアルタイム連動のプレー予想や多種多様なキャンペーンを展開(関連記事)。

さらに「コナミ日本シリーズ2013」の放映中には、TVCMや電光掲示板による広告・露出など、積極的なプロモーションが行われた。その結果、同社のネイティブアプリのランキングにも動きが生じた。

そこで「コナミ日本シリーズ2013」の第1戦目となった2013年10月26日(土)を皮切りに、最終第7戦の2013年11月3日(日)までの約1週間、対象アプリがどのように推移したのかを調査。対象アプリは、『プロ野球ドリームナイン SUPERSTARS』、『パワフル プロ野球TOUCH2013』の2タイトル。
 

■『プロ野球ドリームナイン SUPERSTARS』


ゲーム内では、「コナミ日本シリーズ2013」のキャンペーンページが導線確保されており、ゲーム以外の優勝チーム予想やスペシャル動画などが人気を博していた。

さらに優勝チーム予想では、結果に応じて豪華なゲームアイテムがプレゼントされるほか、お得なログインボーナス効果も継続率に繋がった。

そして、無料ランキングの推移(実質、ダウンロード数)は激しく上下しているものの、開戦中の1週間は平均的に上昇。特別、課金に繋がる施策は行っていなかったため、開戦中の売上ランキングの推移は安定している。


■App Store無料ランキング 『プロ野球ドリームナイン SUPERSTARS』

出所:App Annie

■App Store売上ランキング 『プロ野球ドリームナイン SUPERSTARS』

出所:App Annie

 

■『パワフル プロ野球TOUCH2013』


『パワフル プロ野球TOUCH2013』では、「コナミ日本シリーズ2013」の開催を記念して、2013年10月26日~11月3日までの間、イベントキャンペーンが開催された。

内容として、全国のプレイヤーたちと「ネット対戦モード」の“全国ランキング”で“勝点”を競い合うもの。合計点が多い順に、「コナミ日本シリーズ2013」の出場選手によるサイン色紙を計5名にプレゼントするなど、豪華賞品を目当てにプレイに興じるプレイヤーが居たことだろう。

こちらも課金に関係する施策は少なく、売上ランキングの推移に大きな動きは無し。


■App Store無料ランキング 『パワフル プロ野球TOUCH2013』

出所:App Annie


■App Store売上ランキング 『パワフル プロ野球TOUCH2013』

出所:App Annie



さて、実際の「コナミ日本シリーズ2013」は、接戦続きで盛り上がったということもあり、結局計7戦行われた。1回の試合時間を、約3時間半と考えても、やはり絶大な宣伝効果に繋がったことだろう。

また、何よりもゲームの面白さを伝えるのはもちろんだが、今回は名監督や出場選手のメッセージを、アプリ内で公開するなど、視点を変えたプロモーション活動が印象強かった。きちんとプロ野球観戦者のニーズを理解したうえで、別軸の訴求が功を奏したようにも伺える。

なお、Google PlayでもApp Storeと同様な動きとなった。


■『プロ野球ドリームナイン SUPERSTARS』関連サイト

iOS版ダウンロード

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■『パワフルプロ野球TOUCH 2013』関連サイト

iOS版ダウンロード

Android版ダウンロード


一般社団法人日本野球機構承認 ©Konami Digital Entertainment


 
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
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