CyberZ、「レイド型」CPI広告『Double App Games』の提供開始 複数ユーザーのインストールで獲得アイテムが増加

サイバーエージェント<4751>の連結子会社であるCyberZは11月19日、アプリダウンロード数に応じてユーザーが入手できるゲーム内アイテムが増える「レイド型」CPI広告『Double App Games』の提供を開始したと発表した。リテンション(維持)率の高い新規ユーザーの集客を目的とした、主にスマホゲーム広告主向けの広告商材となる。既存広告サービスの運営実績から、アプリダウンロード時にゲーム内アイテムを入手したユーザーのリテンション率が高いことを確認したという。

レイドとは多人数が集まって目的を達成するという意味で、ソーシャルゲーム内のボス戦でよく使われる用語。CPIはユーザーがアプリをインストールし起動した時点で報酬が発生する広告形態のことだ。複数ユーザーがインストール(=レイド)すると、もらえるアイテムが増加していく仕様となっている。配布するゲーム内アイテムは、ダウンロード対象のアプリ内で利用できるアイテムとなる。
 

CyberZは2013年6月から、スマホゲーム事前登録サービス「イチハヤ!」を提供し、「イチハヤ」経由でアプリダウンロード時にゲーム内アイテムを入手したユーザーのリテンション率が、オーガニックユーザー(マーケット内ランキングや検索結果からインストールしたユーザー)よりも約150~200%高い という傾向を確認したという。

『Double App Games』は、24時間限定でゲーム内アイテムを配布するフラッシュマーケティングの要素を取り入れたことで、ユーザーがゲーム感覚で参加できるという。さらにソーシャルメディアと連携した友達紹介機能によって、ゲーム内アイテムが欲しいユーザー同士の広がりが期待できるとのこと。これらの点から、通常のCPI広告よりもリテンション率の高い新規ユーザーを大幅に拡大させることが可能だと見込んでいる。アプリレビューサイトや大手ゲーム情報ポータルサイトと提携しているため、ゲーム情報などを同時に公開することができ、新作ゲームに対して関心の高いユーザーにリーチできることも強みのようだ。