ソフトバンク、第3四半期累計の売上高は94%増の4兆5600億円 Supercell子会社化が反映された初決算

ソフトバンク<9984>は2月12日、2014年3月期第3四半期(13年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比94%増の4兆5617億円、営業利益が46%増の9242億円、純利益が58%増の4882億円だった。ソフトバンクの通信事業が堅調だったほか、売上高には買収した米スプリント事業が上乗せされた。営業利益はガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>やウィルコムの子会社化に伴う一時益が押し上げ要因となった。
 

なお、フィンランドのモバイルゲーム大手Supercell(スーパーセル)子会社化が反映された初めての決算となる。ソフトバンクの連結決算において、子会社のガンホーとスーパーセルは、いずれも移動通信事業に含まれる。

ソフトバンクの移動通信事業の売上高は前年同期比28%増の2兆2038億円、セグメント利益は23%増の5145億円だった。米アップルのiPhoneを中心に契約数が伸び、通信料収入の増加につながった。

2013年4~12月までの9か月間の連結決算で認識したスーパーセルの売上高は170億円、純損失が1.23億円。同様に今回の連結決算期間で認識したガンホーの売上高は1321億円、純利益は298億円だった。

ソフトバンクの無形資産に、前年度末には計上していなかった「ゲームタイトル」1819億円を計上した。13年10月末のスーパーセルの子会社化によってゲームタイトル資産1190億円、13年4月のガンホー子会社化で777億円を認識し、一部償却を実施した。
ソフトバンクグループ株式会社
https://group.softbank/

会社情報

会社名
ソフトバンクグループ株式会社
設立
1981年9月
代表者
代表取締役会長兼社長執行役員 孫 正義
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
9984
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