沖縄のSummerTimeStudio、米モバイルゲーム大手Gluと3Dネイティブゲーム開発で技術提携…Glu作品を日本向けにカスタマイズ

沖縄のタブレット・スマートフォンゲーム開発企業SummerTimeStudio（サマータイムスタジオ）は3月31日、米NASDAQ市場に上場するモバイルゲーム大手のGlu Mobileと、3Dネイティブゲーム開発に関する技術提携を締結したと発表した。ゲーム開発エンジン「Unity」による開発技術やノウハウを互いに流通させるほか、サマータイムスタジオはGlu作品を日本のユーザー向けに全面カスタマイズした新しいタイトルの開発を実施する。すでに新作タイトル第1弾の開発を進めており、本年夏にはリリースする計画という。

沖縄県のゲーム開発ベンチャー企業であるサマータイムスタジオは「Unity」を全作品に採用。美麗な3Dのネイティブゲーム開発に定評があり、これまでに提供してきた全ゲームタイトルは、世界累計350万ダウンロードを9カ月で達成したとのこと。

Glu Mobileは『DEER HUNTER 2014』や『ETERNITY WARRIORS 3』の開発で知られる北米のモバイルゲーム大手。今回の戦略的開発技術提携は、Glu Mobileのタイトルを、日本ユーザー向けに、全面カスタマイズして提供したいGlu Mobile側の世界戦略と、サマータイムスタジオの開発技術力がマッチングしたためという。

サマータイムスタジオは提携を機に、Glu作品の日本向けカスタマイズを手掛けるほか、世界4ヵ国に開発スタジオを持つGlu Mobileと技術交流を強化し、これまで蓄積してきた両社の「Unity」技術・開発ノウハウを共有する。開発効率や3Dアート、UIデザイン、ゲーム性などのさらなる向上を目指し、サマータイムスタジオは沖縄発の世界的なトップ開発会社を目指すという。

サマータイムスタジオは2013年に、7タイトルのタブレット・スマートフォン向けネイティブアプリを提供。Apple社が選ぶ「App Store Best of 2013」インディーズカテゴリ（日本）で、死神を操作する3Dアクションゲーム『Dark Reaper shoots!』（関連記事）が選出された。また、2013年に放映された「Google Play」のCMでは、世界累計250万ダウンロードを超えたサーフィンゲーム『Ancient Surfer』（関連記事）が起用された。今年3月には、オープンワールド系の深海探索アクションゲーム『DIVE』をリリースしている（関連記事）。

なお、Gluは昨年12月、コロプラ<3668>との業務提携も発表している（関連記事）。

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