早稲田大学とDeNA、ベンチャー起業家型リーダーを養成する提携講座を開設

早稲田大学とディー・エヌ・エー（DeNA）<2432>は4月10日、2014年度秋季に提携講座「ベンチャー起業家型リーダー養成講座」を開設すると発表した。本講座は、学生起業家による成功事例を増やすことや、企業などで新事業創出を推進できるリーダーの育成を目的とするもので、文系理系を問わず全学部生を対象とする。

本講座は早稲田大・理工学術院の教授などが担当し、ゲストスピーカーとしてDeNA創業者をはじめとした役員、スタッフのほか、早稲田大学出身の若手経営者などを外部から招聘する。早稲田大学からは、本講座の企画運営を担う総合研究機構「早稲田大学　先端ベンチャー・起業家研究所（略称WAVE）」の研究員グループが、研究成果を活用し、ゲストスピーカーを務める。

DeNAは初の提携講座として取り組み、創業者の体験談や新事業創出の実践的手法に関して講義を行う。

本講座の特徴として、講義の最終回で学生によるビジネスモデルの立案・発表をコンテスト形式で実施し、優秀者はWAVEによって、ジャパンビジネスモデル・コンペティションへの出場資格や事業化の各種サポートが提供されるという。ジャパンビジネスモデル・コンペティションは、2011年からアメリカの学識者によって開催されている「International Business Model Competition（IBMC）」への参加資格を得る大会の一つ。

本講座は全学部生を対象とする早稲田大学グローバルエデュケーションセンター内に設置する。同センターは2013年4月に設立された。早稲田大学が専門分野の基礎となり、かつ社会でも必要な基礎的スキルであるアカデミックリテラシーやリベラルアーツの教育をより充実させるために設置した教育機関とのこと。


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