ログリー、adingo、ゴールドスポットメディアが連携...エキスパンド動画広告のRTB配信を日本国内で初めて実現



ログリー、VOYAGE GROUPの連結子会社で広告配信プラットフォーム事業を展開するadingo、米国ゴールドスポットメディアの3社は、本日(4月22日)、相互に技術連携をして、日本国内で初めてエキスパンド動画広告のRTB経由での配信を実現した、と発表した。
 
エキスパンド広告は、ユーザーが広告をクリックすることで広告枠が拡張して表示されるクリエイティブ。最近では、バナーのような静止画像だけでなく、動画によるエキスパンド動画広告の普及も進んでいる。エキスパンド動画広告の利点は、バナーやテキストなどの従来の広告よりも訴求力の高い動画で、よりユーザーの注目を引きやすい形(エキスパンド方式)でみせられ、訴求力をさらに高められる、ことにある。
 
今回の提携により、ログリーのDSP「logly DSP」を利用してGSMのエキスパンド動画広告をadingoのSSP「Fluct」が提供する広告枠に配信していく、としている。これにより、エキスパンド動画広告の利点と、RTB経由での広告配信の効率性を同時に追求できる、とのこと。

なお、同社によれば、広告主は、DSP利用による高精度にターゲティングされた広告枠を、インプレッション単位で効率よく買付けたエキスパンド動画広告の配信、メディアサイドは広告収益の増加が期待できる、としている。





【用語開設】
※1.RTB(Real Time Bidding):広告枠の1インプレッションごとにリアルタイムで入札を行い、広告枠を購入する手法。
※2.Ad Exchange:媒体社やアドネットワークの広告在庫を1インプレッション単位で売買することができるプラットフォーム。
※3.SSP:Supply-Side Platform(サプライサイドプラットフォーム)の略語。複数のアドネットワークや純広告などを一元管理し、その中から最も収益性の高い広告を選択、掲載して、インターネットメディアの広告収益を最大化させる仕組み。
※4.SSP「Fluct」:メディア・アプリ運営者の広告収益最大化を支援するSSP( http://fluct.jp/ja/pc/ )。
※5.株式会社ゴールドスポットメディア:米国のシリコンバレーに本社を置く、マルチデバイス向けリッチアド配信プラットフォームを提供するリーディングカンパニー。2013年より日本法人を設立し、国内の広告主、広告会社、媒体社、アドネットワーク、DSP、SSPにマルチデバイス向け第三者リッチアド配信サービスを提供している( http://www.goldspotmedia.com/ )。
※6.アドネットワーク:一事業者のアドサーバから、複数事業者のメディアサイトにまたがって広告を配信するサービス。
※7.DSP:Demand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略語。広告主のROIを最大化する仕組み。
※8.logly DSP:独自のターゲティング技術をベースに、消費者の意思と広告枠の価値を評価して広告を配信することができる広告主向けのプラットフォーム。RTBによる入札方式を採用し、SSPもしくはAd Exchange経由での配信を可能とする(http://www.logly.co.jp/ )。
※9.Ad Exchange:特定の広告枠に対し、入札方式でインプレッションを売買する方法。


 

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