KLabとIDCフロンティア、海外との通信を高速化するソフト「AccelTCP」をオープンソースで公開…共同研究の中間成果

KLab<3656>とIDCフロンティアは4月25日、海外との通信を最大50%以上高速化するソフトウェア「AccelTCP(アクセルティーシーピー)」を オープンソースで公開すると発表した。両社は、2013年12月から共同で「モバイルオンラインゲームの海外展開向け配信ソリューション」の研究に取り組んでおり(関連記事)、同ソフトは中間成果として実証実験向けに開発したもの。

「AccelTCP」は、通信遅延が大きい長距離ネットワークにおけるTCP通信を高速化する、プロキシサーバ型のソフトウェア。日本国内のデータセンターに構築されたシステムから海外のユーザに対し、モバイルオンラインゲームを安定した品質で配信できることを実証する目的で開発したものとなる。

KLabが開発してきたゲームデータを分析し、高頻度で発生する通信に最適化した形で設計。これにより、ゲーム内で発生する通信の待ち時間を最大で50%以上短縮できるという実験結果が得られたという。
 
▼ 「AccelTCP」の設置イメージ


詳細は下記を参照してもらいたい。

ソースコードの公開場所
https://github.com/KLab/AccelTCP/

プレスリリース資料
http://www.idcf.jp/pressrelease/2014/20140425001.html

 
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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