​サムスン電子ジャパン、「Tech Institute アプリ開発者養成講座」の教材を無償公開…角川アスキー総研が制作

​サムスン電子ジャパンは、社会貢献活動の一環として、早稲田大学エクステンションセンター、角川アスキー総合研究所と連携して実施する、「Tech Institute アプリ開発者養成講座」で使用する教材をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスとして12月にも無償公開すると発表した。

今回公開される講座は、65回・130時間の講義でAndroid用アプリ開発者を養成する講座だ。現役開発者による講師陣、オリジナルのカリキュラム・教材が用意されており、受講料は20歳以下は無料、21歳以上でも7万円と非常に安価に設定されている。教材は、角川アスキー総研が制作しており、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「表示—非営利—継承」として、地理的・時間的な問題から参加できない人でも学習できるよう、広く一般に公開するという。

提供形態は「表示-非営利-継承」(CC BY-NC-SA 2.1JP)で、

・クレジットを表示すること
・非営利目的であること
・改変を行った際には、同じ組み合わせのCCライセンスで公開すること

の3つの条件のもと、自由に利用、改変、再配布することができる。たとえば個人での学習や、非営利目的での講座・勉強会、無償の媒体への転載などについては講座の教材を自由に利用できる。この講座を運営する3者への許諾等も不要で、Androidアプリ開発を学ぶ、教えるための教材として広く活用してほしい、としている。なお、上記の条件外での利用、たとえば有料セミナーでの使用や市販する書籍への転載などについては、別途問い合わせてほしいとのこと。

なお、オープンセミナー第1弾として、プログラミング言語「Ruby」の開発者として世界的にも著名な、まつもとゆきひろ氏による「プログラマーという生き方」を7月7日に開催する。経験豊富で高度な知識を持つ業界のスペシャリストたちをゲストスピーカーに迎え、アプリの最新トレンドの把握やビジネスノウハウの習得、アプリ業界の人脈構築などを目的としたセミナーで、6カ月間で全6回を開催する予定。


 

「Tech Institute アプリ開発者養成講座」