GMO、第1四半期の営業益は22%減の22億円に…販促活動の積極化など先行投資の影響で

GMOインターネット<9449>は、本日(5月1日)、第1四半期(2014年1月~3月期)の連結決算を発表し、売上高270億2600万円(前年同期比18.5%増)、営業利益22億5500万円(同22.1%減)、経常利益22億4000万円(同21.6%減)、四半期純利益9億4500万円(同14.2%減)だった。
 

インターネットインフラ事業や、EC支援事業・決済事業の売上が大きく拡大し、モバイルエンターテイメント事業においてGMOゲームポットを連結したことで売り上げが伸びた。しかし、インターネットインフラ事業、モバイルエンターテイメント事業で積極的なプロモーションを行ったことに加え、アクセス事業で販促費を一時計上したため、営業利益、経常利益、四半期純利益は減益となった。販促活動が売り上げの伸びにつながっている模様で、通期では増益となる見通しだ。

セグメント別の状況は以下のとおり。

①インターネットインフラ事業は、売上高112億4000万円(前年同期比24.2%増)、営業利益9億8800万円(同25.0%減)だった。積極的なプロモーションを行ったことに加え、アクセス事業で販促費を一時計上したため、営業利益は前年比でマイナスとなった。

②インターネット広告・メディア事業は、売上高91億0700万円(同16.0%増)、営業利益5億円(同24.1%減)だった。リスティング広告などの運用型広告、スマートフォン向けのアフィリエイト広告、リワード広告が好調に推移した。

③インターネット証券事業は、売上高55億5300万円(同0.5%増)、営業利益14億2200万円(同13.5%増)だった。第1四半期連結会計期間末における取引口座数がオンライン証券取引で20.4万口座(同23.2%増)、外国為替証拠金取引で48.0万口座(同15.5%増)となり堅調に拡大した。

④モバイルエンターテイメント事業は、売上高17億1000万円(同98.2%増)、営業損益6億9500万円の赤字(前年同期4億0200万円の赤字)だった。GMOゲームポットを連結したこともあり、売り上げが大きく伸びたものの、積極的なプロモーションを実施したことや不採算タイトルの見直しを行なったことにより赤字幅は拡大した。

⑤インキュベーション事業は、売上高1600万円(同59.2%減)、営業損益2900万円の赤字(同600万円の黒字)だった。
 



■2014年12月期の見通し

2014年12月期は、売上高1050億円(前期比12.1%増)、営業利益125億円(同13.6%増)、経常利益125億円(同14.2%増)、当期純利益55億円(同4.9%増)と増収増益を見込む。従来予想からは変更はなし。
 
GMOインターネットグループ株式会社
http://www.gmo.jp/

会社情報

会社名
GMOインターネットグループ株式会社
設立
1991年5月
代表者
代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
決算期
12月
直近業績
売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9449
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