グリー、第3四半期は営業利益29.3％減の288億円…フィーチャーフォン中心にコイン消費が減少、1-3月期は営業増益に

グリー<3632>は、本日（5月8日）、第3四半期累計（2013年7月～2014年3月期）の連結決算を発表し、売上高990億円（前年同期比14.1％減）、営業利益288億円（同29.3％減）、経常利益302億円（同30.8％減）、四半期純利益145億円（同36.2％減）だった。

 

同社では、SNS「GREE」におけるソーシャルゲームの有料アイテムの購入などに使われる「コイン」の消費額がフィーチャーフォンを中心に減少したことが主な要因だ。スマートフォン普及の影響を受けたものと言っていいだろう。

 

第3四半期会計期間（1～3月期）でみると、売上高310億円（前四半期比4.7％減）、営業利益99億円（同8.7％増）、経常利益94億円（同14.3％減）、四半期純利益47億円（同36.3％減）だった。

 

同社によると、ウェブゲームは年末年始に復調したものの、トレンドを維持できずにコイン消費が減少した、としている。営業利益が増加したが、広告宣伝費や固定費などを削減したことによるもの。

 

■2014年6月期の見通し

同時にこれまで公開していなかった、2014年6月期の連結業績予想を開示し、売上高1290億円（前期比15.3％減）、営業利益380億円（同21.8％減）、経常利益393億円（同26.2％減）、当期純利益200億円（同11.2％減）を見込む。