ハーツユナイテッドグループ、14年3月期は営業益79%増の17.8億円に拡大…家庭用やスマホゲーム、遊技機のデバッグ好調で

ハーツユナイテッドグループ<3676>は、本日(5月9日)、2014年3月期の連結決算を発表し、売上高101億3700万円(前期比47.2%増)、営業利益17億8000万円(同79.1%増)、経常利益17億8800万円(同79.5%増)、当期純利益10億8700万円(同87.7%増)だった。

 


大幅な増収増益を達成したが、デバッグ事業の伸長がグループ全体の業績に大きく貢献しけん引したことが主な要因だった。以下、セグメント別の状況を見ていこう。

①デバッグ事業は、売上高87億9800万円(同37.9%増)、セグメント利益26億3100万円(同51.1%増)となった。コンシューマーゲームのデバッグが26.4%増の33億9200万円と引き続き伸びたほか、スマートフォン・ソーシャルゲームのデバッグを受託するデジタルソリューションもブラウザゲームとネイティブアプリ関連の受注が伸び、同55.1%増の30億1600万円となり、コンシューマゲーム関連の売り上げを上回った。またアミューズメント機器のデバッグも36.3%増の23億8800万円と好調だった。

②メディア事業は、売上高4億8300万円、セグメント利益3500万円だった。「4Gamer.net」では、独自取材による付加価値の高い情報をスピーディに配信することで、メディアとしての信頼性の維持・確保に努めブランド価値の向上に取り組んだ。具体的な取り組みとして、スマートフォン向けサイトのリニューアルやユーザー参加型の企画の実施などユーザーとの接点の強化に取り組むとともに、積極的な取材活動を通じ、ユーザーが求める情報配信に努めた。

③その他は、売上高8億8000万円、セグメント損益4500万円の赤字だった。 ゲーム開発のサポートを行う「開発アウトソーシング事業」、映像加工技術全般に関するサービスを提供している「映像制作事業」、不具合情報のポータルサイトを運営する「Fuguai.com事業」、クリエイター育成支援を行う「デジタルハーツ・クリエイターズ・ネットワーク事業」などの業務を行っている。



■2015年3月期の見通し

2015年3月期は、売上高150億0200万円(前期比48.0%増)、営業利益22億2300万円(同24.9%増)、経常利益22億0100万円(同23.1%増)、当期純利益12億1000万円(同11.3%増)を見込む。
 
株式会社デジタルハーツホールディングス
https://www.digitalhearts-hd.com/

会社情報

会社名
株式会社デジタルハーツホールディングス
設立
2013年10月
代表者
代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
決算期
3月
直近業績
売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3676
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