イマジニア、14年3月期の経常益は12.8%増の8.68億円に…投資事業組合運用益の計上で

イマジニア<4644>は、本日(5月14日)、2014年3月期の連結決算を発表し、売上高36億9300万円(前期比0.1%増)、営業利益6億7600万円(同6.6%減)、経常利益8億6800万円(同12.8%増)、当期純利益5億9300万円(同16.0%増)だった。

 


主力のモバイルコンテンツ事業やパッケージソフトの減益が響き、営業利益は6.6%減となったものの、営業外収益で投資事業組合運用益1億7400万円を計上したことで経常利益と当期純利益は2ケタの伸びを達成した。セグメント別の状況は以下のとおり。

(1)モバイルコンテンツ事業は、売上高24億3600万円(同1.1%増)、セグメント利益9億0600万円(同4.6%減)だった。「auスマートパス」や「NTTドコモ  スゴ得コンテンツ」などキャリア主導サービスの提供の拡大、「LINE」等のメッセンジャーサービスへの提供拡大、ユーザー満足度の高いスマートフォン向けコンテンツの提供によるスマートフォン月額課金サービスの会員数増加などの取り組みによって、ビジネス範囲の拡大を図った。

(2)モバイルコマース事業は、売上高5億5400万円(同32.8%増)、セグメント利益1800万円(前期2800万円の赤字)と増収・黒字転換に成功した。デジタルコンテンツとの連携を図り集客を強化することで、スマートフォン向けのコマースビジネスの拡大に取り組んだ。また、ライセンス及びセールスプロモーションビジネスとしてライセンス提携先の拡充にも注力した。

(3)パッケージソフトウェア事業は、売上高4億3100万円(同32.0%減)、セグメント利益200万円(同95.1%減)だった。「メダロット」関連タイトルである「メダロットDUAL」をニンテンドー3DS向けに発売した。

(4)投資教育事業は、売上高2億7100万円(同17.0%増)、セグメント利益1300円(同53.6%増)だった。銀行及び証券会社が投資信託を販売するための支援ツールである投資信託提案支援システムの銀行及び証券会社の導入先の拡大に取り組んだ。システム開発を担当するストックウェザーに経営の意思決定及び経営資源を集中するために子会社株式を譲渡することを決定したという。



■2015年3月期の見通し

2015年3月期は、売上高37億2500万円(前期比0.9%増)、営業利益7億円(同3.4%増)、経常利益7億円(同19.4%減)、当期純利益4億2000万円(同29.3%減)を見込む。

 
イマジニア株式会社
https://www.imagineer.co.jp/

会社情報

会社名
イマジニア株式会社
設立
1986年1月
代表者
代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
決算期
3月
直近業績
売上高66億4000万円、営業利益5億9600万円、経常利益9億3200万円、最終利益6億1000万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4644
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