イスラエルの子ども向けアプリ会社Tabtale、香港・中国の知育ゲームアプリ会社Coco Play買収

イスラエルの子ども向けアプリ会社TabTaleは、5月23日、香港と中国に拠点をもつ知育・ゲームアプリ開発会社Coco Playを買収したことを発表した。
 
Coco Playは、2013年に設立された会社。中国のアプリストアの子ども向けアプリカテゴリ、教育カテゴリ、家族向けアプリカテゴリで首位をとる他、中国だけではなく他国でも1位を記録しており、急成長中の開発会社だ。Coco Playの累計ダウンロード数はApp Storeで1000万、1か月あたりのアクティブユーザー数は200万。
 
TabTaleは、2010年にイスラエルに設立された会社。設立当初、主に子供向けの絵本アプリを開発していたが、その後知育アプリ市場、子供向けカジュアルゲーム市場と参入を続けている。

同社は、2012年のシリーズAと2013年のシリーズBで、アプリ開発の促進と新市場の開拓のために、Qualcomm Ventures、Magma Venture Partners、Vintage Investment Partnersなどから合計1350万ドルを資金調達している。
 
また、同社の提供するアプリのダウンロード数は、2012年12月時点で累計2000万を達成し、その後2013年度には累計1億を超えている。(関連記事)現在、同社の累計ダウンロード数は、3億5000万を超え、年末には5億を超える勢いだ。一方、TabtTaleの1か月あたりのアクティブユーザー数は2500万。
 
なお、今回の買収で、Coco Playの拠点も従業員もTabTaleに吸収される。これにより、TabTaleの拠点は全世界7か国にひろがる。同社は、今後、中国での存在を確立して、より広く全世界のユーザーにリーチしていきたい、とのこと。
 

 

公式サイト





 
(C) Coco Play
(C) TabTale