【ゲーム株概況(6/17)】ミクシィに資金集中…東証マザーズで時価総額首位、売買代金も国内トップ

6月17日の東京株式市場では、全体相場の雰囲気が好転するなか、短期資金の関心が再びゲーム株に向いた。なかでも投資資金が集中したのがミクシィ<2121>で、終値は取引制限値幅の上限（ストップ高）である前日比3000円（21％）高の1万7000円で、売買代金は934億円と、ソフトバンク<9984>を上回り、国内銘柄で最大に膨らんだ。

ミクシィの主力スマートフォンゲーム『モンスターストライク』に対して、株式市場では成長期待が続いている。楽天証券経済研究所が目標株価として設定した2万～2万2000円を目指すような、強い株価推移となっている。ミクシィの終値時点の株式時価総額は2835億円と、サイバーエージェント<4751>の2664億円を上回り、新興企業向けの東証マザーズ市場全体で首位となった。
   なお、主なゲーム関連企業の時価総額は以下の通りだ（17日終値時点）。モバイルアプリゲームを主力とする企業で比べると、コロプラの3434億円まで600億円の差がある。

 

任天堂<7974>	1兆7127億円
ソニー<6758>	1兆7101億円
ガンホーオンラインエンターテイメント<3765>	8432億円
セガサミーホールディングス<6460>	5542億円
バンダイナムコホールディングス<7832>	5294億円
ネクソン<3659>	4317億円
コロプラ<3668>	3434億円
コナミ<9766>	3300億円
ミクシィ<2121>	2835億円
サイバーエージェント<4751>	2664億円
グリー<3632>	2287億円
ディー・エヌ・エー<2432>	2143億円
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>	1940億円

ほか、モバイルゲーム関連株では、アクセルマーク<3624>、マーベラスAQL<7844>、KLab<3656>が上げた。前日、株主総会で買収防衛策が否決されたカプコン<9697>も上げた。

一方、日本一ソフトウェア<3851>やサイバーエージェント<4751>が下げた。


以下、17日の主なゲーム企業の株価と騰落（単位は円）。

銘柄名	証券コード	終値	前日比	前日比率
ミクシィ	2121	17,040	3,000	21.37%
アクセルマーク	3624	740	48	6.94%
マーベラスＡＱＬ	7844	959	35	3.79%
ＫＬａｂ	3656	1,090	30	2.83%
セガサミーＨＤ	6460	2,082	52	2.56%
カプコン	9697	1,746	43	2.52%
ガーラ	4777	167	4	2.45%
コナミ	9766	2,300	47	2.09%
ケイブ	3760	1,735	35	2.06%
エイチーム	3662	6,440	110	1.74%
任天堂	7974	12,090	160	1.34%
日本ファルコム	3723	1,000	12	1.21%
スクウェア・エニックスＨＤ	9684	1,679	16	0.96%
ドリコム	3793	2,332	17	0.73%
ガンホー	3765	732	4	0.55%
コーエーテクモＨＤ	3635	1,346	7	0.52%
グリー	3632	956	4	0.42%
ｅｎｉｓｈ	3667	1,768	-8	-0.45%
クルーズ	2138	4,505	-35	-0.77%
オルトプラス	3672	1,551	-13	-0.83%
ＧＭＯインターネット	9449	1,167	-10	-0.85%
バンダイナムコＨＤ	7832	2,385	-23	-0.96%
ボルテージ	3639	1,419	-14	-0.98%
アエリア	3758	1,500	-17	-1.12%
ネクソン	3659	982	-12	-1.21%
ディー・エヌ・エー	2432	1,421	-25	-1.73%
コロプラ	3668	2,800	-59	-2.06%
モブキャスト	3664	1,086	-25	-2.25%
サイバーエージェント	4751	4,215	-105	-2.43%
日本一ソフトウェア	3851	704	-20	-2.76%