バンナムHD、第2四半期の営業益予想を200億円→250億円に25%上方修正 「ジョジョ」や「ONE PIECE」などスマホゲーム好調で 「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」「ラブライブ」も寄与

バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(8月5日)、第2四半期累計(2014年4~9月期)の連結業績予想を上方修正し、売上高2550億円(前回予想2350億円)、営業利益250億円(同200億円)、経常利益250億円(同200億円)、四半期純利益160億円(同125億円)にそれぞれ引き上げた。2015年3月期の予想は据え置き。

従来予想からの修正率は、売上高が8.5%増、営業利益が25.0%増、経常利益が25.0%増、四半期純利益が28.0%増となった。

 


同社では、コンテンツ事業において、国内のネットワークコンテンツと映像音楽コンテンツに加え、欧米のゲームソフトが好調に推移したため、としている。また、国内のトイホビー事業において定番IP(Intellectual Property:キャラクターなどの知的財産)商品や新規IP商品が好調に推移したとのこと。

 




■第1四半期は営業益26%増を達成

同時に第1四半期(4~6月期)の決算を発表しており、売上高1225億円(前年同期比15.7%増)、営業利益168億円(同26.2%増)、経常利益176億円(同22.1%増)、四半期純利益116億円(同22.3%増)だった。

 


(1)トイホビー事業は、売上高465億円(同25.7%増)、セグメント利益39億円(同106.2%増)だった。「機動戦士ガンダム」や「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武/ガイム」などの定番IPや、新規IP「妖怪ウォッチ」や女児向けIP「アイカツ!」などの商品が各事業を横断する展開により好調に推移した。海外では、欧米地域では「Power Rangers(パワーレンジャー)」シリーズの商品が堅調に推移した。アジア地域においては、日本と連動した展開により、玩具やプラモデル、大人向けのコレクション性の高い玩具、カード商材などが人気だった。


(2)コンテンツ事業は、売上高657億円(同15.2%増)、セグメント利益133億円(同10.5%増)だった。ソーシャルゲームやスマートフォン向けアプリゲームの主力タイトルが安定的に推移するとともに、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」、「ONE PIECE(ワン
ピース) トレジャークルーズ」などのアプリゲームの新規タイトルが好調だった。また「ラブライブ!」や「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode7 「虹の彼方に」」など映像音楽コンテンツも好調だった。


(3)アミューズメント施設事業は、売上高129億円(前年同期比0.3%減)、セグメント損益6億円の赤字(前年同期7億円の赤字)だった。店舗への人員配置や集客施策を強化するなど事業立て直しに向けた各種施策を進めるとともに、IPの世界観を体感できる差異化した店舗展開などを推進したが、既存店売上高が前年同期比91.0%と前年実績を下回った。
株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高9900億8900万円、営業利益1164億7200万円、経常利益1280億0600万円、最終利益903億4500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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