インタースペース、14年9月期の営業益予想を20%上方修正、6.42億円→7.73億円に 店舗アフィリエイトやECカテゴリーが伸長 恋愛ゲームなどのメディア事業も黒字に

インタースペース<2122>は、本日(8月5日)、2014年9月期の連結業績予想を上方修正し、売上高166億2000万円(前回予想165億円)、営業利益7億7300万円(同6億4200万円)、経常利益7億7900万円(同6億3900万円)、当期純利益4億円(同3億1900万円)にそれぞれ引き上げた。

従来予想からの修正率は、売上高が0.7%増、営業利益が20.4%増、経常利益が21.9%増、当期純利益が25.4%増となった。

 


同社では、主力事業であるインターネット広告事業で、店舗アフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」の提携販路稼働率の向上や、「e コマース」カテゴリーの伸長などにより、売り上げが伸びたことことに加え、メディア運営事業の「ママスタジアム」の利用者数の増加に伴い、広告売上も堅調に推移したため、としている。



■第3四半期は営業利益53%増

なお、同日発表した第3四半期連結累計期間(2013年10月~2014年9月期)の業績は、売上高122億5200万円(前年同期比7.3%増)、営業利益6億4500万円(同52.9%増)、経常利益6億4400万円(同51.7%増)、四半期純利益3億5200万円(同118.2%増)となった。

 


(1)インターネット広告事業は、売上高112億1200万円(同4.8%増)、営業利益6億4200万円(同10.7%増)だった。アフィリエイトサービス「アクセストレード」の「金融」カテゴリーは、FXなど金融市場の全体的な成長鈍化により横ばいだったが、「eコマース」カテゴリーは過去最高売上を更新した。また、店舗アフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」は、3月の消費増税駆け込み需要の反動により、4月は落ち込んだものの、各キャリアの新機種の販売開始や、提携ネットワーク販路の稼働率の向上により、繁忙期である前四半期並みで着地した。

(2)メディア運営事業は、売上高10億3900万円(同44.0%増)、営業利益200万円(前年同期は1億5800万円の赤字)だった。「ママスタジアム」では、5月度の月間ユニークユーザー数が200万人を突破し、メディア広告売上も堅調に推移した。また、恋愛ゲームなどを展開するソーシャルゲーム事業では、アメーバ向け恋愛ゲーム2タイトル「愛しのショコラティエ」、「プリンセス・クローゼット」の売り上げは好調に推移したという。ただ、新規タイトルのリリースが遅延したという。
株式会社インタースペース
https://www.interspace.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社インタースペース
設立
1999年11月
代表者
代表取締役社長 河端 伸一郎
決算期
9月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2122
企業データを見る