【ゲーム株概況(8/5)】ミクシィが信用規制きっかけにS安、他のスマホゲーム関連も安い 他方、アクセルマークが連日のS高 循環物色も最終局面?

8月5日の東京株式市場では、ゲーム株は全般売り優勢となった。とりわけマザーズやジャスダックといった新興市場では、ミクシィ<2121>がストップ安まで売られるなどゲーム関連株の下落が目立った。他方、前日ストップ高まで買われたアクセルマークが連日のストップ高。全体的に過熱感がでるなか、上値が重くなり利益確定の売りがでる一方、値動きの軽い、出遅れ銘柄に物色のほこ先が向かっている状況といえ、今後も循環物色が続くのか注目されるところである。

ミクシィ<2121>は、この日は値幅制限上限となる1000円安の5250円で取引を終えた。東京証券取引所は同社株式の信用取引に関する臨時措置を発表し、委託保証金率を50%以上(うち現金を20%以上)とする信用規制を開始した。8月8日に発表が予定されている第1四半期決算への期待が強いものの、目先の過熱感もあって、信用規制をきっかけに利益確定の売りが膨らんだ模様だ。ここ最近、買いを集めていたKLab<3656>や、マーベラス<7844>、コロプラ<3668>などの下げもきつい。
 
他方、アクセルマーク<3624>がストップ高となる前日比400円高の2335円で取引を終えた。3営業日連続のストップ高となった。市場では、出遅れ感からの買いが入ったと見る声や、決算説明会で公表されたリリース予定の新作群への期待が高いとの見方もあった。またケイブ<3765>も高い。スマホゲーム関連では主力銘柄に過熱感が強まるなか、ネット・ゲーム関連株も目先、調整局面に入る可能性もある。


■ゲーム関連株一覧
銘柄名 コード 現在値 前日比 前日比率
アクセルマーク 3624 2,335.00 400 20.67%
ケイブ 3760 1,699.00 126 8.01%
日本ファルコム 3723 1,004.00 22 2.24%
コナミ 9766 2,421.00 17 0.71%
バンダイナムコHLDGS 7832 2,676.00 11 0.41%
オルトプラス 3672 1,456.00 3 0.21%
カプコン 9697 1,868.00 0 0.00%
任天堂 7974 11,200.00 -25 -0.22%
セガサミーホールディングス 6460 2,045.00 -5 -0.24%
スクウェア・エニックス・HD 9684 2,086.00 -6 -0.29%
ガーラ 4777 183 -1 -0.54%
日本一ソフトウェア 3851 707 -4 -0.56%
ネクソン 3659 961 -13 -1.33%
コーエーテクモHD 3635 1,500.00 -22 -1.45%
ディー・エヌ・エー 2432 1,307.00 -21 -1.58%
グリー 3632 844 -20 -2.31%
ドリコム 3793 2,045.00 -57 -2.71%
アエリア 3758 1,492.00 -49 -3.18%
サイバーエージェント 4751 3,395.00 -125 -3.55%
ガンホー・オンライン・エンター 3765 561 -21 -3.61%
enish 3667 1,354.00 -52 -3.70%
ボルテージ 3639 1,385.00 -58 -4.02%
クルーズ 2138 3,550.00 -160 -4.31%
モブキャスト 3664 975 -55 -5.34%
コロプラ 3668 3,770.00 -320 -7.82%
エイチーム 3662 6,960.00 -670 -8.78%
エイティング 3785 2,375.00 -264 -10.00%
マーベラス 7844 1,619.00 -199 -10.95%
KLab 3656 2,022.00 -251 -11.04%
ミクシィ 2121 5,250.00 -1,000.00 -16.00%