スクエニHD、第2四半期の業績予想を上方修正 家庭用ゲームソフトのリピート販売好調で 第1四半期は営業益635%増を達成! 「スクスト」も好スタート

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(8月6日)、第2四半期累計(4~9月期)の連結業績予想について、売上高680~740億円(前回予想630~690億円)、営業利益40~70億円(同20億円の赤字~20億円の黒字)、経常利益40~70億円(同20億円の赤字~20億円の黒字)、四半期純利益26~45億円(同13億円の赤字~13億円の黒字)とし、それぞれ上方修正を行った。

 


同社では、修正の理由について、デジタルエンタテインメント事業において、家庭用ゲーム機向けソフトウェアのリピート販売が計画より好調であることに加え、全社にわたる経費節減を徹底したことをあげている。2015年3月通期の予想については変更なし。



■第1四半期は56%増収・営業益634%増

同時に、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高377億円(前期比56.8%増)、営業利益50億円(同634.9%増)、経常利益48億円(同224.2%増)、四半期純利益34億円(前年同期4億円の赤字)だった。全事業セグメントが好調に推移した模様。

 


セグメント別の状況は以下のとおり。

(1)デジタルエンタテインメント事業は、売上高234億円(同102.6%増)、営業利益45億(同242.0%増)だった。家庭用ゲーム機向けタイトルでは「マーダード 魂の呼ぶ声」を欧米向けに発売したほか、昨年度発売したタイトルのリピート販売が好調だった。また、ブラウザゲーム「戦国IXA」やスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」が引き続き順調に推移したほか、4月にサービスを開始した「スクールガールストライカーズ」が好調なスタートを切った。「ファイナルファンタジーXIV」、「ドラゴンクエストX」の運営も堅調に推移した。

(2)アミューズメント事業は、売上高110億円(同13.5%増)、営業利益15億円(同79.6%増)だった。4月にアミューズメント機器「パズドラ バトルトーナメント ラズール王国とマドロミドラゴン」を稼働開始したほか、アミューズメント施設運営も消費税率の引き上げによる影響はあったものの、効率的な店舗運営に努め、業績は堅調に推移した。

(3)出版事業は、売上高26億円(同21.9%増)、営業利益6億円(同37.0%増)あdった。アニメ化などメディアミックスの効果により、コミックスの売上が順調に推移した。

(4)ライツ・プロパティ等事業は、売上高6億円(同8.2%増)、営業利益1億円(同132.5%増)だった。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めた。
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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