ファンコミュニケーションズ、第2四半期は営業益67%増の28億円に…売上好調の「NEND」がけん引、アフィリエイトサービスも寄与

ファンコミュニケーションズ<2461>は、本日(8月7日)、第2四半期累計(1~6月期)の連結決算を発表し、売上高152億4800万円(前年同期比53.2%増)、営業利益28億円(同66.8%増)、経常利益28億2800万円(同64.7%増)、四半期純利益17億4100万円(同66.4%増)となった。大幅な増収・増益だが、先日の修正された予想値での着地となった(関連記事)。

 


同社では、スマートフォンの普及を背景にスマートフォン経由の広告収入が拡大したことが主な要因と説明している。セグメント別の状況は以下のとおり。

(1)パソコン向けアフィリエイト広告サービスは、売上高64億4400万円(同27.1%増)、営業利益16億4300万円(同23.1%増)だった。パソコン向けアフィリエイト広告サービス「A8.net(エーハチネット)」では、各種キャンペーンや広告主に向けて費用対効果を高めるコンサルティング活動を行った。

(2)モバイル向けアフィリエイト広告サービスは、売上高84億5000万円(同93.7%増)、営業利益16億5100万円(同113.2%増)だった。「Moba8.net(モバハチネット) 」と「NEND」などを提供しているが、特に「NEND」の売上が順調に推移した。さらに、リアルタイムに広告配信を最適化する広告配信プラットフォーム「nex8(ネックスエイト)」もリリースした。

(3)自社媒体事業は、売上高1億9200万円(同26.5%減)、営業損益1900万円の赤字(同1600万円の赤字)だった。組織再編によって自社媒体を集約し、媒体価値や販売力の強化を実施してきましたが、業績にはまだ寄与しない状況だった。

 



■2014年12月期の見通し

2014年12月期は、売上高311億4800万円(前期比37.1%増)、営業利益57億円(同39.8%増)、経常利益57億4800万円(同39.3%増)、当期純利益35億6100万円(同38.9%増)を見込む。

 
株式会社ファンコミュニケーションズ
http://www.fancs.com/

会社情報

会社名
株式会社ファンコミュニケーションズ
設立
1999年10月
代表者
代表取締役社長 二宮 幸司
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
2461
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