日本ファルコム、第3四半期の営業益は前年比6倍の2.9億円…STEAMでの英語版ソフト販売が好調、アジア向けに「英雄伝説 閃の軌跡」を発売

日本ファルコム<3723>は8月8日、2014年9月期第3四半期（2013年10月～2014年6月）の決算を発表した。売上高は前年同期比36％増の8.61億円、営業利益は6倍の2.94億円、経常利益は6倍の2.95億円、純利益は6.4倍の1.97億円だった。。PCゲームのダウンロード販売サイトSTEAMにおいて、英語版ゲームソフトの販売が好調。アジア向けに翻訳版「英雄伝説 閃の軌跡」を発売した。



製品部門の売上高は前年同期比8％増の3.95億円だった。2014年6月に「英雄伝説 閃の軌跡」の繁体字中国語版・韓国語版を、香港・台湾・韓国・東南アジアで発売。香港・台湾・韓国では初回出荷分が完売するなど、アジア地域のユーザーとの親和性の高さを示す結果となった。廉価版の「英雄伝説 閃の軌跡 スーパープライス」も6月に発売した。

ライセンス部門の売上高は75％増の4.65億円と大幅に増えた。PCゲームのダウンロード販売サイトSTEAMにおいて、英語版ゲームソフトの販売が好調だった。北米ではPSVta向けソフト「イース セルセタの樹海」が堅調、国内では6月に発売したPSVta向け「英雄伝説 碧の軌跡 Evolution」が順調だったという。


なお、2014年9月期通期の業績予想は据え置いた。