King、第2四半期は前四半期比で2.2%減収…新作寄与も『Candy Crush Saga』が伸び悩む 一般管理費削減し30%最終増益を達成



『Candy Crush Saga』で有名な英国モバイルゲーム会社King Digital Entertainment<NYSE:KING>は、8月12日、第2四半期(4~6月期)の決算を発表し、売上高は前四半期比2.2%減の5億9356万ドル(約606億円)、四半期純利益は同30.0%増の1億6537万ドル(約169億円)だった。先行指標として利用される受注総額(Gross Booking)は同4.7%減の6億1100万ドルだった。

 
項目 1-3月期 4-6月期 前四半期比
Revenue 606,709 593,563 -2.2%
Cost of revenue 195,996 182,584 -6.8%
Research and development 46,757 40,366 -13.7%
Sales and marketing 129,099 117,801 -8.8%
General and administrative 73,378 37,009 -49.6%
Profit 127,199 165,370 30.0%





前四半期比で売上高が伸び悩んだ理由について、同社では、iOS・Android版をリリースした『Farm Heroes Saga』や『Bubble Witch 2 Saga』が売り上げに寄与したものの、主力タイトル『Candy Crush Saga』の減収により相殺されたため、と説明している。この結果、『Candy Crush Saga』への依存度は67%から59%に低下した。純利益が30%近い伸びとなったが、これは一般管理費の削減によるものだったようだ。これはIPO関連費用がかからなかったためとみられる。

 


なお、2014年第2四半期のDAU(1日あたりのアクティブユーザー数)は前四半期比3.5%減の1億3800万人だった。MAU(1か月あたりのアクティブユーザー数)は同0.8%増の4億8500万人だった。また、MUU(1か月あたりのユニークユーザー数)は、同2.0%減の3億4500万人だった。