【ゲーム株概況（9/12）】スクエニやバンナムなど大手ゲーム会社が高い　スマホゲーム関連は利食い売りに押される

東京株式市場では、為替が円安に進んだことを受けて、輸出関連株を中心に物色された。その後、3連休前ということに加え、米FOMC（連邦公開市場委員会）や、スコットランドの独立を問う住民投票など大きなイベントが控えていることから、徐々に様子見ムードが広がった。指数は一時マイナスになる場面があったものの、押し目買いも断続的に入った。

ゲーム関連株では、スクウェア・エニックスHD<9684>やセガサミーHD<6460>、バンダイナムコHD<8732>、コナミ<9766>、コーエーテクモHD<3635>など大手ゲーム会社がしっかり。「東京ゲームショウ2014」の開催が間近に迫り、各社のブース情報が徐々に明らかになっており、期待感がでているものとみられる。

半面、スマートフォンゲーム関連は総じてさえない。円安を受けて主力株が買われるなか、新興市場への物色意欲が薄れているとの指摘もあった。前日ストップ高のミクシィ<2121>を中心に利益確定の売りに押された模様。コロプラ<3668>やガンホー<3765>、enish<3667>がさえない。また『ラブライブ！』の登場キャラクター「南ことり」が誕生日を迎えたことで注目を集めたKLab<3656>も売られた。

このほか、アクロディア<3823>が大幅安となった。『ジャイアントハンマー～巨人クロニクル～』を前日（9月11日）にリリースしたものの、手がかり材料視されなかったようだ。事前登録の期待から買われていたが、今後はアプリストアの無料・売上双方のランキング動向が注目されることになるのだろうか。


■関連銘柄

銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
モブキャスト	3664	966	26	2.77%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	2340	42	1.83%
セガサミーホールディングス	6460	1732	25	1.46%
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	2784	39	1.42%
コナミ	9766	2285	30	1.33%
日本一ソフトウェア	3851	658	5	0.77%
アエリア	3758	1406	8	0.57%
コーエーテクモＨＤ	3635	1614	9	0.56%
アクセルマーク	3624	2683	12	0.45%
サイバーエージェント	4751	3700	10	0.27%
ディー・エヌ・エー	2432	1326	-4	-0.30%
ケイブ	3760	2125	-15	-0.70%
グリー	3632	848	-7	-0.82%
任天堂	7974	11920	-100	-0.83%
ドリコム	3793	1940	-17	-0.87%
ネクソン	3659	888	-9	-1.00%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	535	-8	-1.47%
ボルテージ	3639	1573	-25	-1.56%
オルトプラス	3672	1224	-20	-1.61%
カプコン	9697	1722	-41	-2.33%
エイチーム	3662	6350	-190	-2.91%
エイティング	3785	1613	-53	-3.18%
ミクシィ	2121	5130	-170	-3.21%
コロプラ	3668	3755	-145	-3.72%
マーベラス	7844	1211	-49	-3.89%
クルーズ	2138	2704	-126	-4.45%
ＫＬａｂ	3656	1712	-91	-5.05%
ｅｎｉｓｈ	3667	1794	-142	-7.33%
ガーラ	4777	236	-22	-8.53%
アクロディア	3823	444	-43	-8.83%