【ゲーム株概況（9/22）】日本ファルコムが値上がり率1位に　『DQMスーパーライト』好調のサイバー、スクエニHDも高い

9月22日の東京株式市場では、日経平均株価は、前営業日比115.27円安の1万620.90円と3日ぶりの反落。前週末に大幅高となったことによる短期的な過熱感に加え、円安進行が一服したこともあり、利益確定の売りが優勢となった。日経平均寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクが売られたことも影響した。手掛かり難から値動きの軽い材料株が買われた。

ゲーム関連株では、東京ゲームショウが終了したこともあって手がかり材料に乏しく、総じて軟調だったものの、値動きの軽い個別材料株に物色のほこ先が向かった。日本ファルコム<3723>が同297円高の1598円で取引を終えた。年初来高値を更新した。先に行われた2014年9月期の業績予想の上方修正への見直し買いが入った模様だ。東証マザーズでは値上がり率2位となった。またアクセルマーク<3624>がストップ高となる502円高の3480円、エイティング<3785>が193円高の1861円と大幅高となった。

このほか、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>とサイバーエージェント<4751>も高い。スクウェア・エニックスとCygamesが提供しているスマートフォンアプリ『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が週末にApp Store売上ランキングで『パズル＆ドラゴンズ』や『モンスターストライク』を抜いて首位となった。業績寄与への期待感から買いが集まった模様だ（関連記事）。

他方、オルトプラス<3672>が170円安の1052円と大幅安となった。東証1部値下がり率1位となった。9月19日、2014年9月期の連結業績予想を下方修正し、営業損益を9億6300万円の黒字から4700万円の赤字に引き下げたことが嫌気された模様（関連記事）。既存タイトルや「アイドルマスターSideM」の下振れに加え、ネイティブアプリへの開発に係る開発費用を当初想定よりも前倒しで計上したため、と説明した。

 

銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
日本ファルコム	3723	1,598	297	22.83%
アクセルマーク	3624	3,480	502	16.86%
エイティング	3785	1,861	193	11.57%
ｅｎｉｓｈ	3667	2,472	146	6.28%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	2,370	74	3.22%
エイチーム	3662	6,810	150	2.25%
モブキャスト	3664	1,007	22	2.23%
サイバーエージェント	4751	3,745	55	1.49%
任天堂	7974	12,265	100	0.82%
コナミ	9766	2,308	-2	-0.09%
ディー・エヌ・エー	2432	1,301	-8	-0.61%
カプコン	9697	1,778	-12	-0.67%
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	2,772	-28	-1.00%
セガサミーホールディングス	6460	1,776	-18	-1.00%
ネクソン	3659	910	-10	-1.09%
ボルテージ	3639	1,593	-18	-1.12%
グリー	3632	784	-11	-1.38%
クルーズ	2138	2,679	-43	-1.58%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	551	-9	-1.61%
コーエーテクモＨＤ	3635	1,761	-33	-1.84%
ケイブ	3760	2,447	-48	-1.92%
コロプラ	3668	3,700	-105	-2.76%
ガーラ	4777	220	-7	-3.08%
ミクシィ	2121	5,660	-200	-3.41%
ドリコム	3793	1,854	-68	-3.54%
マーベラス	7844	1,194	-46	-3.71%
ＫＬａｂ	3656	1,704	-75	-4.22%
アエリア	3758	1,346	-69	-4.88%
アクロディア	3823	406	-33	-7.52%
オルトプラス	3672	1,052	-170	-13.91%