グリー、第1四半期は大幅減収、営業減益に　四半期ベースでは直前四半期対比で営業増益を確保

グリー<3632>は、11月7日、2015年6月期の第1四半期（7～9月）連結業績を発表、売上高254億2100万円（前年同期比28.0％減）、営業利益63億7700万円（同34.8％減）、経常利益80億6900万円（同16.6％減）、四半期純利益34億7500万円（同44.5％増）となった。対前年同期比では減収、営業・経常減益という結果になるが、各利益項目についてはいずれも従来予想を上回って着地している。
 
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四半期ベースの推移を見ると、国内外スタジオの既存タイトルが軟調に推移したことで売上高は前年度第4四半期と比べて4.3％減少した。一方で、前四半期に比べ広告宣伝費を大きく削減したことで、営業利益は同じく前年度第4四半期対比で4.0％の増益を確保している。
 
事業展開としては、ウェブゲーム事業からのシフトを中心にネイティブゲーム開発体制を増強。ネイティブゲームの新規タイトル開発ライン数が増加したとしている。

なお、今6月期予想については現時点で通期の合理的な業績予想の算定が困難であるとし、同社は第2四半期累計（7～12月）の業績予想のみを開示。売上高490億円（前年同期比27.9％減）、営業利益105億円（同44.5％減）、経常利益120億円（同42.3％減）、当期純利益60億円（同39.0％減）を見込んでいる。