カプコン、15年3月期の経常利益予想を102億円→107億円に上方修正…為替差益の発生で 売上高は計画下回る見込み

カプコン<9697>は、この日(1月9日)、2015年3月期の連結業績予想を修正し、経常利益を従来予想の102億円から107億円に、最終利益を66億円から68億円にそれぞれ引き上げた。従来予想からの修正率は、経常利益が4.9%増、最終利益が3.0%増となる。同社では、円安の進行に伴い、営業外利益に為替差益が発生したため、と説明している。

また、売上高予想を800億円から650億円に引き下げた。2014年9月16日からの型式試験変更に伴い、新機種投入の延期を余儀なくされたことが大きく響くとともに、デジタルコンテンツ事業における一部中堅タイトルの発売延期などが重なったため。

売上高は計画を下回る見通しだが、営業利益予想は105億円で変更はない。これは、高採算のリピートタイトルや欧米市場で収益性の高いダウンロード販売が健闘していることに加え、事業構造改革の奏功および売上原価の圧縮や一般管理費などの経費削減が想定以上に進展したとのこと。

 
 2015年3月期 連結業績予想の修正(単位:100万円)
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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