
ドリコム<3793>は、1月23日、第3四半期会計期間(2014年10~12月)の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の17億円から17億5400万円、営業利益はゼロから4000万円、経常利益はゼロから3200万円と上方修正されたが、四半期純損益はゼロから5700万円の赤字に下方修正された。また、併せて、繰延税金資産の取崩しについても発表した。
また、第3四半期の累計は、売上高56億3200万円、営業利益3億2400万円、経常利益3億700万円、四半期純利益1億2700万円となる見通し。

3月と5月にリリースした他社配信のアニメ版権ゲームが引き続き好調に推移したことに加え、ブラウザゲームなど、既存ゲームの漸減傾向が続くなかで「フルボッコヒーローズ」「ちょこっとファーム」は底堅く推移し、売上高が予想を上回ったとしている。
また、利益面については、他社配信のアニメ版権ゲームの売り上げ上振れが寄与。他社配信のアニメ版権ゲームの売り上げは、配信会社から一定比率の売上分配を得るかたちとなっており、自社配信ゲームに比べ売上面への影響は相対的に小さいが、コスト面で支払手数料が無いため、売り上げ上振れによる利益への寄与が大きくなる。その他の費用は当初想定よりも抑制され、営業利益、経常利益は、前回予想を上回った。
一方、四半期純利益は、連結子会社であるReDucate(2014年11月にソーシャルラーニング準備会社から社名変更)にソーシャルラーニング事業を吸収分割により移転した取引事象を含め、法人税等を見直した結果、税金費用が増加することとなったため、前回予想を下回る見通しとなった。
なお、第3四半期連結累計期間の事業進捗に伴い、主に前事業年度の営業損失により計上した繰延税金資産を取崩し、法人税等調整額1億4600万円を計上している。


会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793