ボルテージ、第2四半期連結決算は7.9%増収ながら大幅な減益に QonQでは営業損益4100万円の赤字→6300万円の黒字と黒字転換

ボルテージ<3639>は、1月29日、2015年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結業績を発表、売上高は52億2100万円(前年同期比7.9%増)、営業利益2200万円(同91.4%減)、経常利益5300万円(同81.6%減)、四半期純損益700万円の赤字(前年同期1億1200万円の黒字)となった。同社は1月22日に業績予想の修正を発表(関連記事)しており、それにほぼ準じる内容となっているが、売上高、利益とも22日発表の数字より若干の上乗せとなっている。
 

業績をセグメント別に見てみると、日本語市場向けは、恋愛ドラマアプリ(ソーシャル型)については、新規タイトル『天下統一恋の乱 Love Ballad』が順調に立ち上がり、OS系PF向けアプリとして過去最高の初動売上を記録した。また、既存タイトル『ルームシェア素顔のカレ Love Days』が順調に推移した。恋愛ドラマアプリ(パーソナル型)も、新規タイトル『天下統一恋の乱』が順調に立ち上がり、既存タイトルは『上司と秘密の2LDK』『偽りの君とスキャンダル』等が堅調に推移。恋愛ドラマアプリは、ほぼ順調な内容となっている。

一方で、サスペンスアプリは、既存タイトルの『新・生存率0%! 地下鉄からの脱出』が2014年8月に出稿したテレビCMで新規ユーザーを大量に獲得したものの、長期継続率が想定を大幅に下回ったほか、2アプリ目の『ゴシップライター ~消えたアイドルを救え!~』も課金率が想定を大幅に下回った。これらサスペンスアプリの不振を恋愛ドラマアプリでカバーするには至らなかった。

英語市場向けは、L1ONタイトルにおいて、新規タイトル『True Love Sweet Lies』が順調に立ち上がり、既存タイトルも『My Forged Wedding: PARTY』等が堅調に推移。SFスタジオについては、リリースが当初計画より遅れたが、新規タイトル『Queen's Gambit』を投入した。

また、第2四半期期間(10~12月)の業績を見ると、売上高は25億7400万円(直前四半期比2.8%減)と減収となったものの、営業損益は6300万円の黒字(第1四半期実績4100万円の赤字)、経常損益8800万円の黒字(同3500万円の赤字)、純損益3900万円の黒字(同4600万円の赤字)と、各利益項目とも黒字転換を果たしている。

なお、2015年6月期通期の予想については、1月22日に発表した修正予想から変更なく、売上高105億円(前期比4.1%増)、営業利益2億円(同67.5%減)、経常利益2億円(同69.0%減)、当期純利益はゼロの予想としている。
 
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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