コーエーテクモHD、第3四半期累計の連結業績は営業益が前年同期比35.7%増、経常益は22.4%増…経営統合以来の最高益ペースを継続 

コーエーテクモホールディングス<3635>は、1月30日、2015年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結業績を発表、売上高は240億7500万円(前年同期比5.9%減)、営業利益48億5800万円(同35.7%増)、経常利益91億5700万円(同22.4%増)、四半期純利益65億3200万円(同31.1%増)となった。各利益項目は経営統合以来の最高業績更新となる。
 

■ゲームソフト事業
国内は、『真・三國無双7 Empires』(PS4、PS3、Xbox One用)、『戦国無双 Chronicle 3』(PS Vita、3DS用)、『信長の野望・創造 withパワーアップキット』(PS4、PS3、Win用)を発売し好調に推移した。ガストタイトルでは『シェルノサージュ Offline ~失われた星へ捧ぐ詩~』(PS Vita用)、『アルノサージュ Plus ~生まれいずる星へ祈る詩~』(PS Vita用)を発売した。また、スマートフォンアプリでは『アトリエ クエストボード』の配信を開始した。そのほか、『戦国無双』10周年関連施策や、2015年に30周年を迎える『三國志』の周年事業をスタートするなど、IPの展開・強化を進めている。海外は、『戦国無双4』(PS4、PS3、PS Vita用)を発売し好評を博したほか、任天堂と共同で企画・開発し9月に発売した『ゼルダ無双』(WiiU用)がワールドワイドで出荷が100万本を突破し、引き続き好調な販売となっている。なお、同事業の売上高は147億7200万円、セグメント利益35億6700万円と第3四半期累計では経営統合以来の過去最高の利益を達成している。

■オンライン・モバイル事業
ソーシャルゲーム事業は、『100万人の信長の野望』などの「100万人」シリーズが引き続き堅調に推移したほか、「DMM.com」にて『100万人のWinning Post Special』を、「ハンゲーム」で『大航海時代Ⅴ』をサービスインするなど、マルチプラットフォーム展開を積極的に推進した。今後、複数の新作ネイティブアプリのリリースを予定している。海外は韓国にてPC版『大航海時代Ⅴ』のオープンβテストを開始。中国・台湾でもPC版・スマートフォン版のリリースに向けた準備が進められている。なお、同事業の売上高49億300万円、セグメント利益8億9200万円とこちらは経営統合以来の過去最高の売上高、利益を達成している。

■第3四半期期間はQonQで減益に
第3四半期期間(10~12月)の業績を見ると、売上高は79億6500万円(前四半期比18.6%減)、営業利益15億6500万円(同44.6%減)、経常利益29億9100万円(同25.9%減)、四半期純利益23億2700万円(同18.2%減)とQonQで減収減益となっている。

■通期予想は据え置き
なお、2015年3月期通期の見通しについては、従来予想を据え置いており、売上高380億円(前期比1.1%増)、営業利益80億円(同12.0%増)、経常利益110億円(同2.5%増)、純利益70億万円(同0.9%増)の見込みとしている。
 
コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高784億1700万円、・営業利益391億3300万円、経常利益398億9900万円、最終利益309億3500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
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