決算

日本ファルコム、１Q売上高は前年同期比97.5％増、営業益は3.2倍に…中国モバイルアプリ市場への展開踏まえ、2Q予想も上方修正

日本ファルコム株式会社

日本ファルコム

2015.02.12 14:26

日本ファルコム<3723>は、2月12日、2015年9月期第1四半期（10～12月）の決算（非連結）を発表、売上高6億2300万円（前年同期比97.5％増）、営業利益は4億2800万円（同3.2倍）、経常利益4億2600万円（同3.2倍）、四半期純利益2億8000万円（同3.2倍）と大幅な増収増益を達成した。なお、合わせて第2四半期累計（10～3月）の業績の上方修正を発表しており、売上高は従来予想の2億7500万円から7億円、営業損益は8500万円の赤字から3億5000万円の黒字、経常損益は8500万円の赤字から3億5000万円の黒字、四半期純損益は5500万円の赤字から2億2800万円の黒字にそれぞれ修正されている。

『英雄伝説閃の軌跡』『英雄伝説閃の軌跡Ⅱ』の販売が、国内及びアジア地域において引き続き好調なほか、プレイステーションネットワークにおけるダウンロード販売も堅調に推移。北米及び欧州地域においてもPCゲームのダウンロード販売が好調で、特に『イース』シリーズや『空の軌跡』が順調に販売を伸ばしている。

さらに12月18日に発表した、中国ゲーム開発大手のChangyou.com Limited （北京暢遊時代數碼技術有限公司）との提携（関連記事）による中国本土のモバイルアプリ市場への展開が寄与してくることも業績予想修正の要因となっている。

また、足元の開発状況については、完全新作タイトル『東亰ザナドゥ』のほか、『イース』シリーズの最新作を開発中としている。

なお、2015年9月期通期の予想については、売上高20億円（前期比21.3％減）、営業利益7億5000万円（同42.4％減）、経常利益7億5000万円（同42.5％減）、当期純利益4億8300万円（同37.6％減）の予想を据え置いているが、今後業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに公表するとしている。