モブキャスト、2014年12月期は26.3%増収、各利益項目は黒字転換を達成…1Qから4Qまですべての四半期で黒字化を実現

モブキャスト<3664>は、2月12日、2014年12月期の連結決算を発表、売上高は38億1800万円(前々期比26.3%増)、営業利益3億1800万円(前々期比実績4億4500万円の赤字)、経常利益3億1600万円(同4億400万円の赤字)、当期純利益1億5400万円(同6億5700万円の赤字)となった。1月28日に発表した業績予想の修正(関連記事)にほぼ準じる結果となったが、当期純利益は若干上ブレして着地している。
 

なお、業績をQonQで見ると、第4四半期期間の売上高は第3四半期の9億1000万円から3.7%の減収となる8億7600万円となったが、営業利益は800万から9800万円と10倍超に拡大し、大幅な利益率改善を果たすとともに、第1四半期から第4四半期まですべて黒字での着地となっている。
 

自社開発ゲームコンテンツは、コーエーテクモゲームスとの共同開発タイトルである『モバノブ~信長の野望~』の配信を開始し、既存主力タイトルである『モバプロ』及び『モバサカ』の大幅リニューアルを実施。ネイティブアプリゲームは、『ドラゴンスピンZ』のAndroid版及びiOS版の配信を開始した。

また、外部ディベロッパー製ゲームコンテンツは、enish<3667>の『ドラゴンタクティク』など24タイトルの配信を開始している。

続く今期については、ネイティブアプリゲームについて、新規タイトルを複数本配信することを予定。モバイルプラットフォーム「mobcast」においては、外部ディベロッパー製のソーシャルゲームを順次配信することで、会員数と売上の増加を図っていく。

さらに海外展開としては、自社開発ネイティブアプリゲームのライセンスアウトを積極的に進めていくとともに、韓国子会社において、開発ネイティブアプリゲームのローカライズと、新規タイトルの開発を行っていくとしている。

なお、同社は、新規タイトルについての不確実性が高いことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるとし、連結業績予想については開示していない。
株式会社モブキャストホールディングス
https://mobcast.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社モブキャストホールディングス
設立
2004年3月
代表者
代表取締役CEO 藪 考樹
決算期
12月
直近業績
売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3664
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