【ゲーム株概況(3/6)】今期、一転赤字のgumiに朝方から売りが殺到…S安比例配分に 新作『【18】』に期待のモブキャストが続伸

3月6日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続伸し、前日比219.16円高の1万8971.00円で取引を終えた。前日の欧米市場がECB(欧州中銀)の量的金融緩和に伴う域内国債の買い取りを決定したことを受け上昇した流れを受け、朝方から買いが先行した。

そうした中で、ゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場と比べて全般軟調な銘柄が目立つ。その要因となったのは、やはりgumi<3903>だろう。前日発表した2015年4月期業績予想の大幅減額修正を受け、この日は朝方から売りが殺到。売り気配のまま終日推移し、ストップ安比例配分となった。

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プラス推移で目立ったのは、モブキャスト<3664>やケイブ<3760>だ。モブキャストは前日に引き続き、3月12日配信予定の新作『【18】』への期待感がプラスに働いているもようだ。一方、ケイブは目立った新材料は出てきていないが、4月16日配信開始予定の『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』など新作タイトルへの思惑が物色の底流にあると思われる。

半面、アクロディア<3823>の下げがきつく、ガーラ<4777>やアクセルマーク<3624>、オルトプラス<3672>、カヤック<3904>なども売られた。


■関連銘柄
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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