Fuji&gumi Games、『ファントム オブ キル』の新TVCM発表会を開催…100万DL達成で"でんぱ組.inc"版に軍配、蛭子能収さんバージョン放映の可能性も


gumi<3903>とフジ・スタートアップ・ベンチャーズの合弁会社Fuji&gumi Gamesは、この日(3月16日)、東京都内にあるニコファーレで、スマートフォン向けゲームアプリ『ファントム オブ キル』の新テレビCM発表会を開催し、テレビや雑誌、Webメディア関係者が詰めかけた。そして、この模様は、ニコニコ生放送でも同時配信された。


■『ファントム オブ キル』とは
“戦略性×ドラマ”をコンセプトにした、片手で楽しめるシミュレーションRPG。自らの一手で戦況が変わる白熱の3Dバトルと、伝説の武器の名を持つ謎の少女たちとのドラマティックなストーリーが楽しめる。本作の世界観を押井守氏が描いたオープニングムービーは必見だ。


すでに発表されたように、テレビCMのキャラクターには人気アイドルグループ"でんぱ組.inc"を起用し、「会心の一撃」篇と「絶体絶命」篇の2種類のテレビCMが制作された。でんぱ組.incのメンバーがゲーム内のキャラクターに扮し、ワイヤーアクションにも挑戦し、ゲーム性やストーリーの奥深さを描く内容となっている。

だが、CMを放映するには条件があった。3月16日までにアプリが100万ダウンロードに達しない場合、蛭子能収さんを起用したテレビCMの「ロンエビス」バージョンに差し替えられるという。蛭子さんが同ゲームに登場するキャラクター「ロンギヌス」ならぬ「ロンエビス」に扮し、巨大な敵に立ち向かう内容だ。
 


今回の発表会では、それぞれが演じるキャラクターのコスプレ衣装と武器を手に1人ずつ登場し、これに対抗して、蛭子さんもでんぱ組.inc同様、コスプレ衣装と武器を手に登壇した。
 

(左から成瀬さん、藤崎さん、最上さん、古川さん、相沢さん、夢眠さん)


(蛭子能収さん)

 
今回の"対決"の結果発表に先立ち、同時放送されていた「ニコニコ生放送」の視聴者を対象にしたテレビCMのリアルタイム投票が行われ、71.3%対28.7%で、でんぱ組.incが圧倒した。さらに、事前に行われていた、どちらのCMをみたいかをツイートするキャンペーンでも、でんぱ組.incが59%対41%で勝利したものの、蛭子さんも健闘した。
 



注目のダウンロード数は、108万9448ダウンロードとなり、100万ダウンロードを突破したことが明らかになった。これにより、テレビCMは、でんぱ組.incバージョンを放映することが決定した。続いて会場では、「会心の一撃」篇と「絶体絶命」篇が放映された。
 


■「会心の一撃」篇
マサムネ(最上もがさん)、レーヴァテイン(相沢梨紗さん)、デルフィング(古川未鈴さん)が追い詰めた敵に、マサムネが会心の一撃を食らわすために飛び上がって斬りかかる。戦いは終わり、巨大な敵「オーガスケルトン」に立ち向かう、という戦い続ける姫の運命を描くストーリーとなっている。
 


■「絶体絶命」篇
敵に囲まれ絶体絶命のマサムネ。パラシュ(藤咲綾音さん)、フライクーゲル(成瀬瑛美さん)は助けに行こうにも追い込まれて助けに行けない。マサムネも終わりだと思われた瞬間、アルテミス(夢眠ねむさん)の放つ矢が敵に直撃し、マサムネの窮地を助けた。皆で助けあいながらゲームを進める『ファントム オブ キル』のゲーム性を描いた。
 


上映後、古川さんは「初めて完成品を拝見しました。ファンキルの世界を忠実に再現されていると感じました。世界観を伝えられる良いCMになったと思います。CM撮影は、私の履いていたヒールで、地面に数カ所、穴を開けてしまうハプニングが起こりましたが、うまく隠してもらいました(笑)」と感想を述べた。蛭子さんも「すごく格好いいです」と絶賛した。

今度は、でんぱ組.incメンバーが蛭子さんのテレビCMを見たいとリクエストを出したことを受けて、蛭子さん演じる「ロンエビス」篇も会場で上映された。でんぱ組.incと同じく、蛭子さんも初めて自分が出演したテレビCMを見たという。


■「ロンエビス」篇
ロンエビス(蛭子能収さん)が敵に囲まれるものの、誰も助けにこないため、自分一人の力で打開するしかない。ロンエビスは、自分の間合いに入った敵に飛び上がり、会心の一撃を繰り出し、敵を倒してピンチを脱した。運命に立ち向かおうとするものの、スカートが気になって落ち着かないロンエビスの可愛さ(?)も描かれている。
 


上映後、蛭子さんは「俺の顔がお笑い系になっていて恥ずかしいです。自分の顔をあまり見たことはなかったんですが、これはダメです。負けて当然でした。」と語った。これに対し、でんぱ組.incは「いいCMだと思いました。インパクトがすごく強く、40代以上の人にプレイするきっかけになるかもしれません」と肯定的な評価を口にした。
 


でんぱ組.incのメンバーは、「ロンエビス」篇のテレビCMの出来の良さから、ちょっとだけでもいいから地上波に「ロンエビス」篇も流してほしいとコメントすると、そのたびに蛭子さんは「顔が…」「このCMを見たら、ゲームで遊ぶ人が減ってしまう」などと応じて会場の笑いを誘いつつ、たびたび固辞した。

でんぱ組.incによる説得(?)が行き詰まる中、『ファントム オブ キル』プロデューサーの今泉潤氏が登場し、「蛭子さんのCMの仕上がりが良いですし、でんぱ組.incさんの熱意も感じました。蛭子さんが『ぜひ』といっていただければ、ゴーサインが出せます」と回答した。蛭子さんは「ムリムリ」とふたたび固辞した。

これに対し、今泉氏は「大人の事情があるので確定的なことは言えませんが、ゲームのメインキャラクターは7人います。でんぱ組.incだけでは6人で、蛭子さんが加わることで初めて7人揃います。会議などですぐに検討すれば、間に合うかもしれません」と答えた。ゲームに悪影響を及ぼすのではという蛭子さんの心配にも「プロデューサーである僕が責任を取ります!」と男気を見せた。
 


ここでWEB限定となる予定だった「ロンエビス」篇が放映される可能性が出てきたわけだ。これを受けて安心したのか、蛭子さんは今度は「地上波で放映されるとなると、僕のギャラはどうなりますか?」などと、生々しい質問を繰り出し、会場は笑いに包まれた。今泉氏は、苦笑いしつつ、「それはちょっと裏で…」と答えた。

最後に、蛭子さんは「負けて悔しいけど、みなさんの言葉に感謝しています。ただ、俺は自分の顔がまずいと思っておりまして、これ以上、自分からは何も申し上げられません。すいません。」とコメントした。

次に、でんぱ組.incのメンバーを代表して相沢さんが「今回、テーマソングやコスプレなどイベントなどで深く関わらせていただきました。『ファンキル』のファンの方も、これから知ってくださる方にももっと楽しんでいただけるようもっと頑張ります! 蛭子さんのCMがWEB以外でも流れて、蛭子さん支持する方にもっと楽しんでもらえたらと思います」と語った。

続いて今泉氏が『ファントム オブ キル』の100万ダウンロード達成とテレビCM放映を記念し、ゲーム内キャンペーンを行うことを明らかにした。100万ダウンロードキャンペーンを行うほか、『ブレイブ フロンティア』とのコラボレーション企画、でんぱ組.incのオリジナルキャラクターがゲーム内登場するコラボイベントが行われることも明らかになった。詳細は下記関連記事を参照のこと。
 





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最後に、でんぱ組.incによるスペシャルLIVEが行われ、『ファントム オブ キル』公式テーマソング「Phamtom of the truth」が披露された。疾走感のあるバンドサウンドが特長となっており、ゲームの世界観にもぴったりな楽曲だ。メンバーは、キュートでかつ力強く歌い上げた。
 
 
(編集部 木村英彦)


 
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2014年1月
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