ウィズ、第3四半期は赤字幅が大幅に縮小…営業赤字は3億700万円→2000万円に 「たまごっち」新シリーズが伸長

玩具の企画・開発のウィズ<7835>は、第3四半期累計(2014年6月~2015年2月)の連結決算を発表し、売上高14億9500万円(前年同期比93.9%増)、営業損益2000万円の赤字(前年同期3億700万円の赤字)、経常損益2400万円の赤字(同3億500万円の赤字)、最終損益2600万円の赤字(同3億500万円の赤字)だった。
 

同社では、バンダイより、「たまごっち」の新シリーズ「TAMAGOTCHI 4U」の販売が始まるなど、主力のOEM製品の売り上げが伸びたことに加え、オリジナル商品「つまんdeベンチ」と「Yuki Yuki(ゆきゆき)」の堅調に推移した、と説明している。ただ、オリジナル商品については、全体では販売計画を下回っているとのこと。



■2015年5月期の見通し

2015年5月期は、売上高19億円(前期比102.7%増)、営業利益1500万円(前期4億1700万円の赤字)、経常利益1500万円(同4億2000万円の赤字)、当期純利益1200万円(同1億3800万円の赤字)と黒字転換を見込む。
 

なお、主力のOEM製品の受注が予想を下回る見込みのため、売上高の見通しを当初予想から13.6%引き下げた。利益面は従来予想を据え置いた。売上総利益が計画を上回っていることや、利益率の高いオリジナル商品の販売を予定していること、販売管理費が抑制できることなどを、利益予想を変更しなかった理由としてあげている。