【ゲーム株概況(4/6)】サイバーステップが需給悪化懸念が後退でS高 スマホアプリ子会社設立のフォーサイドも一時S高、LINE関連の一角も人気再燃

4月6日の東京株式市場では、日経平均株価は反落。前日比37.10円安の1万9397.98円で取引を終えた。前週末の米国雇用統計が予想を下回り、為替相場が1ドル=118円台まで円高に振れたことが嫌気された模様だ。その一方、日経ジャスダック平均が年初来高値を更新し、東証マザーズ指数も反発するなど、新興市場が物色された。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、サイバーステップ<3810>が100円高の766円とストップ高となった。「ライツ・オファリング」の新株予約権が4月6日で上場廃止となるため、新株発行による需給悪化懸念が後退した模様だ。また、同社は、引け後、ライツ・オファリングによる新株予約権の発行総数の54.2%に相当する132万7758個の権利行使が行われ、7億7600万円を調達したと発表した。

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またフォーサイド<2330>も一時ストップ高まで買われ、43円高の299円で取引を終えた。スマートフォンアプリ開発・運営を行う100%子会社フォーサイドエンタテイメントを4月8日付で設立すると発表したことが手がかり材料視されたようだ。

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またミクシィ<2121>はしっかり。楽天証券が本日付のレポートで、レーティング「A」の据え置きとしたものの、目標株価を9000~1万円から7000円~7500円に引き下げた。今中能夫アナリストは、2015年3月期の会社業績予想は達成できたと思われるとコメントしたうえで、16年6月期は『モンストスタジアム』の配信開始となることで引き続き大幅増収増益が予想される、と指摘している。16年3月期の営業利益予想を720億円から840億円に引き上げている。

このほか、LINEの上場再申請との報道に絡んで、関連銘柄の一角にも資金が集まった。メディア工房<3815>が7%を超える上昇となったほか、イマジニア<4644>、gumi<3903>などが堅調だった。



■関連銘柄
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る
フォーサイド

会社情報

会社名
フォーサイド
企業データを見る
サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
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