アクロディア、第2四半期は売上高67%減、3億3500万円の営業赤字に…EC事業のAMS連結除外が影響 各ゲームの顧客獲得やマネタイズ強化に注力

アクロディア<3823>は、4月14日、2015年8月期の第2四半期累計(9~2月)の連結業績を発表、売上高7億6000万円(前年同期比67.0%減)、営業損益3億3500万円の赤字(前年同期1億1800万円の赤字)、経常損益3億3200万円の赤字(前年同期1億2400万円の赤字)、四半期純損益3億300万円の赤字(前年同期2億9300万円の赤字)となった。
 

大幅な減収・赤字幅拡大となったが、その要因の1つにEC事業を行うAMSが連結対象から除外されたことがある。そうした中で、同社はスマートフォン向けのコンテンツサービスとソリューションの提供を推進しており、ゲームアプリについては国内及び韓国市場向けに複数のソーシャルゲームなどを配信提供し、各ゲームの顧客獲得及びマネタイズ施策の強化に取り組んでいる。

国内では、「サッカー日本代表」シリーズをはじめとしたスポーツ関連ゲームをマルチプラットフォーム展開し、安定的に収益を確保するとともに、新たなジャンルのゲームの投入を複数行っている。また、新たなゲームとして、アクションゲーム『ジャイアントハンマー~巨人クロニクル~』を2014年9月からApp Storeで、12月からGooglePlayで配信開始した。ほか、幼児・子ども向け知育アプリとして、『デジタルコペル』を11月からGoogle Play、App Store、 Amazonアプリストアで配信開始、2015年2月からは対戦パズルRPG『対戦パズルバトルブレイブ』のAndroid版をGoogle Playにて開始しているが、さらなるゲームのグレードアップとiOS版の展開も図り、今後のさらなる市場獲得に向け取り組んでいる。

海外では、既に国内でマルチプラットフォーム展開を行っている美少女育成ソーシャル野球ゲーム『野球しようよ♪ガールズスタジアム』については、2015年2月から台湾市場向けAndroid版を配信開始した。また、韓国子会社では、韓国市場において展開している人気スターたちと交流できるSNSゲームプラットフォーム『gimme theplayground』において、メッセンジャーサービス「DONTALK」との連携により、さらなるサービスの機能強化やクロスマーケティングシステムの構築を行い、顧客獲得とマネタイズ強化に取り組んでいるという。

なお、2015年8月期通期の見通しについては、4月10日に業績予想の下方修正を実施(関連記事)。売上高24億8700万円(前期比22.4%減)、営業利益1100万円(前期実績3億8700万円の赤字)、経常利益700万円(同3億8600万円の赤字)、最終利益400万円(同4億3000万円の赤字)を見込んでいる。
 
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
http://www.acrodea.co.jp/

会社情報

会社名
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
設立
2004年7月
代表者
代表取締役会長 田邊 勝己/代表取締役社長 篠原 洋
決算期
8月
直近業績
売上高9億0100万円、営業損失5億1400万円、経常損失4億0500万円、最終損失5億8100万円(2021年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3823
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