KADOKAWA・DWANGO、15年3月期に106億円の特別損失を計上…MAGES.やバンタンなど子会社の減損損失や希望退職に係る支出で

KADOKAWA・DWANGO<9468>は、4月23日、2015年3月期に総額106億4900万円の特別損失を計上する見通しと発表した。発表によると、連結子会社の"のれん"と固定資産等の減損損失と、子会社KADOKAWAで実施したセカンドキャリア支援プログラムの実施結果とそれに伴う特別損失となる。

連結子会社ののれんと固定資産などの減損損失については、2015年3月期に56億1000万円を特別損失として計上する。内訳をみると、連結子会社ののれんの減損は、バンタンで32億6200万円、トリスタで15億4200万円、MAGES.で4億1200万円となる。また固定資産等の減損は3億9300万円になる。
 

【減損損失の内訳】


なお、ドワンゴの個別決算でも関係会社株式評価損を特別損失として計上するが、これについては連結決算上、消去される。

また、子会社KADOKAWAで実施したセカンドキャリア支援プログラムについては、募集人員300名に対して232名の応募があったとのこと。退職日は4月30日となる。その結果、特別支援金の支給や再就職支援等の支出として、2015年3月期に50億3800万円をKADOKAWA・DWANGOの連結決算に特別損失として計上する予定だ。

なお、決算発表は、5月14日に行われる予定。