【速報】ガンホー、第1四半期は前年比では減収減益もQonQでは売上高3.2%増、営業益13%増と増収増益に 4月月次は前年比9.7%減の140億円【グラフ追加】

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、4月28日、2015年12月期の第1四半期(1~3月)連結業績を発表、売上高446億1800万円(前期比10.6%減)、営業利益236億8000万円(同17.7%減)、経常利益237億7500万円(同15.4%減)、四半期純利益151億2800万円(同11.3%減)だった。
 

スマートフォン向けパズルRPG『パズル&ドラゴンズ』(以下『パズドラ』)は、2015年2月をもって3周年を迎えたが、現在も新規顧客獲得を続けており、国内3,500万ダウンロード(2015年3月28日達成)に達し、安定した収益を確保し続けた。同社では、人気の定着化に向け、定期的なゲームアプリのアップデートに加え、スペシャルダンジョンの実施など、PCオンラインゲームで培った様々なノウハウを基にした施策を提供し続けることで、MAU(Monthly Active User)数の高位安定につなげているという。

また、『パズドラ』以外にも、スマートフォン向けパネルRPG『ディバインゲート』が好調に推移し、2015年3月20日からは全国テレビCMを開始するなど、『パズドラ』に続く2本目の収益の柱として成長してきた。

そのほか、ニンテンドー3DS向け「PUZZLE & DRAGONS SUPER MARIO BROS. EDITION(パズルアンドドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション)」の開発が完了し、4月29日に同社が日本国内の発売する予定。また海外でも任天堂<7974>が5月1日に韓国での発売を予定し、これを皮切りに欧州で5月8日、北米で5月22日と順次発売される予定となっている。


■QonQでは増収増益での着地に
四半期ごとの業績推移を見てみると、第1四半期期間は四半期推移(QonQ)で売上高が3.2%増、営業利益が13.6%増、経常利益が13.1%増、四半期純利益が22.8%増での着地となった。事前の日経新聞報道やその際に同社がコメントした「2014年12月期第4四半期売上高402億円、営業利益208億円に対して、概ね同水準で推移している」という数字に比べると、かなり上ブレしての着地となったといえよう。
 

なお、2015年12月期の業績予想は非開示。コンテンツ関連の新規性の高い事業を展開しており、短期的な事業環境の変化が激しいことなどから、業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、としている。ただ、4月の月次売上高の見込みを公開しており、前年同月比9.7%減の140億円だった。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
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