ブロードメディア、15年3月期は23億円の経常赤字、赤字幅拡大

ブロードメディア<4347>は、5月1日、2015年3月期の連結決算を発表し、売上高119億1800万円（前の期比3.1％減）、営業損益11億4700万円の赤字（前の期6億1800万円の赤字）、経常損益23億5800万円の赤字（同11億3400万円の赤字）、最終損益25億8000万円の赤字（同7億7700万円の赤字）だった。
 
減収・赤字幅拡大となったが、同社では、「放送」は増収増益となったものの、「コンテンツ」や「スタジオ」が赤字となったことに加え、「コンテンツ」でたな卸資産の評価減を行ったことなどが赤字幅拡大の主な要因と説明している。さらに、Gクラスタ・グローバル株式に係るのれんを減損処理したことも経常損益に影響した。

また最終損益については、上記経常損失に加え、貸倒引当金繰入額6億1600万円を計上した。CDN事業の一部を営業譲渡したことや連結子会社である釣りビジョンの株式を一部譲渡したことに伴う特別利益を計上したものの、カバーしきれなかった。



■2016年3月期の見通し

2016年3月期は、売上高131億円（前期比9.9％増）、営業利益5000万円（黒字転換）を見込む。