【ゲーム株概況(5/12)】上方修正のKLabが大幅高 『キングダム』好調のアクセルマークも一時S高に enish、ガーラも買われる

5月12日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅続伸し、前日比3.93円高の1万9624.84円で取引を終えた。前日大きく上がった反動や米国株安、ギリシャ問題への懸念から、朝方は売り優勢で始まった。ただ、1ドル=120円前半で推移するなど為替市場の動きが支援材料となり、主力株に押し目買いが入った模様だ。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、高安まちまち。上方修正を行ったKLab<3656>が買われた。一時、1517円まで買われる場面もあった。同社は11日、第1四半期(15年1~3月期)の業績予想を上方修正し、売上高を従来の56億円から56億3700万円に、営業利益を7億円から10億円に引き上げており、これが手がかり材料視された模様だ。

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アクセルマーク<3624>が一時ストップ高まで買われた。同社が開発を担当している『キングダム -英雄の系譜-』がApp Store売上ランキングで170位前後から40位台まで順位を大きくあげたことが材料視されたようだ。また直近大幅に下げていたこともあり、値ごろ感からの見直し買いが入った模様。値動きの軽い銘柄が物色されやすく、同社株も物色対象になった可能性もある。

enish<3667>も高い。朝方は前日終値付近で推移していたが、米国の大手モバイルゲーム会社Gluとライセンス契約を締結し、gluの「Stardom: Hollywoodシリーズ」エンジンを活用した新規ネイティブアプリを開発すると発表したことが材料視された。このエンジンは、大ヒットタイトル『Kim Kardashian』でも使われており、新作への期待が高まったようだ。

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ガーラ<4777>が4日続伸。Oakキャピタルを割当先とする第三者割当増資と新株予約権の払い込みが行われたことを11日に発表しており、財務リスクの後退が好感された模様。ゲームアプリ『Flyff All Stars』の収益貢献への期待も引き続き根強いようだ。

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