イグニス、15年9月期予想を下方修正…売上高は半減、各利益は一転赤字へ 中規模無料アプリの収益貢献の期ずれで 第2四半期も赤字に

イグニス<3689>は、5月13日、2015年9月期第2四半期(10~3月)の連結決算を発表、売上高5億600万円(前年同期比35.7%減)、営業損益2億4200万円の赤字(前年同期1億3000万円の黒字)、経常損益2億7300万円の赤字(同1億3000万円の黒字)、四半期純損益3億1100万円の赤字(同7300万円の黒字)となった。
 

また、同時に2015年9月期通期の業績予想の下方修正を発表、売上高は従来予想の33億1400万円から17億円、営業損益は同10億円の黒字から5億400万円の赤字、経常損益は同10億円の黒字から5億5300万円の赤字、当期純損益は同6億円の黒字から5億8200万円の赤字に修正され、売上高が当初予想から半減、各利益項目は一転赤字の予想となった。
 

業績予想修正の要因の1つは無料ネイティブアプリの開発状況の変化だ。中規模アプリへのシフトにより、開発発期間が伸びたことで、一時的にアプリリリース本数が減少し、国内MAUが減少したほか、中規模以上の無料ネイティブアプリは当初想定以上に本格的な収益化開始に向けた事前準備期間必要と判断したこともあり、収益貢献期間の期ずれが発生した。

また、全巻無料型ハイブリッドアプリが想定よりもユーザー獲得が伸びず、広告収入および課金収入が減少したことも業績予想の下方修正につながった。

一方、ネイティブソーシャルゲームは、『ぼくとドラゴン』が当初予定よりリリース時期が遅れた影響で、第2四半期連結累計期間における売上高は前年同期比36.6%の減収となったものの、『ぼくとドラゴン』が既に80万ダウンロードを超えるなどリリース後は順調な推移となっており、通期の売上高は当初予想を上回る見通しだという。

なお、今回の業績予想の大幅下方修正を受け、同社では代表取締役2名の役員報酬の月額100%カットを2015年5月から9月までの5ヶ月間実施するとしている。
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
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