イマジニア、15年3月期は売上高2.5%減、営業益6.7%増で着地…16年3月期は2ケタ増収増益見込む、『LINE リラックマころろんパズル』も寄与へ

イマジニア<4644>は、5月15日、2015年3月期の連結決算を発表、売上高35億9900万円(前々期比2.5%減)、営業利益7億2200万円(同6.7%増)、経常利益7億7400万円(同10.8%減)、当期純利益4億6500万円(同21.6%減)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①モバイルコンテンツ事業…売上高27億4082万円(前々期比1.2%増)、セグメント利益9億8104万円(同6.7%増)
新たなビジネスの構築を目指して、スマートフォン向けのキャリア主導サービス及び月額課金サービスの提供の拡大、新しい教養メディア「10 M TVオピニオン」の普及、「LINE」などのメッセンジャーサービスへのビジネス拡大、海外へのコンテンツ提供に取り組んだ。

②モバイルコマース事業…売上高3億7707万円(同32.0%減)、セグメント利益318万円(同82.8%減)
デジタルコンテンツとの連携を図り集客を強化することによって、スマートフォン向けのコマースビジネスの拡大およびライセンス及びセールスプロモーションビジネスとしてライセンス提携先の拡充に取り組んだ。

③パッケージソフトウェア事業…売上高4億8523万円(同12.6%増)、セグメント利益1151万円(同301.7%増)
『メダロット』シリーズの続編となる『メダロット8』をニンテンドー3DS向けタイトルとして発売した。

■2016年3月期は売上高20%増、営業利益29%増を見込む
2016年3月期は、主力のモバイルコンテンツ事業で、「LINE GAME」向けパズルゲーム『LINE リラックマころろんパズル』のサービス開始、新たな教養メディア「10 M TVオピニオン」の普及、「auスマートパス」「NTTドコモスゴ得コンテンツ」のキャリア主導サービス、海外へのコンテンツ提供などに注力していく。

モバイルコマース事業は、ライセンス及びセールスプロモーションビジネスとしてライセンス提携先の拡充に取り組み、パッケージソフトウェア事業は、新作タイトルの提供に取り組んでいく。

また、新事業として、未利用のエネルギーを活用した小水力発電を中心とした再生可能エネルギー事業へ参入し、国内の電源構成に寄与するとともに、宮城県を中心とした被災地域の農業用水路を活用することを通じて、地域活性化にも貢献するよう取り組んでいくとしている。

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なお、2016年3月期の連結業績予想は、売上高43億2100万円(前期比20.1%増)、営業利益9億3500万円(同29.6%増)、経常利益10億3500万円(同33.7%増)、当期純利益6億7300万円(同44.6%増)の見込み。
 
イマジニア株式会社
https://www.imagineer.co.jp/

会社情報

会社名
イマジニア株式会社
設立
1986年1月
代表者
代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
決算期
3月
直近業績
売上高66億4000万円、営業利益5億9600万円、経常利益9億3200万円、最終利益6億1000万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4644
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